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2008年04月28日

ミーチさま

我が家では、ミーチおばあちゃんをはじめ、
目の悪い子が多いので、毎月目薬を数本消費します。
あっという間になくなるのに、お値段は決して安くはありません。
だから点眼時には、こぼさぬよう、不器用母ちゃんは真剣そのもの。
それなのに皆、景気よく頭をぶんぶん振って、
貴重な目薬をふっ飛ばしてくれるのです。。

先月、目薬をもらいに行ったら、
いつもは飼い主である私の名前が書いてあるところに
「ミーチさま」。
なんだかとても気に入って、この袋、愛用保存版にすることに。

だってほんとに、我が家では「ミーチさま」なのです。
誰もミーチおばあちゃんにはかないません。
家中で一目置かれている、特別な存在です。
威厳があって、誇り高くて、超のつくほど無愛想(笑)。

ほめられるのと、頭の後ろをなでられるのが大好き。
「いい子だね、かわいいね」と後頭部を撫でると、
うれしそうに、得意そうに、どんどん、どんどん頭をそらせて、
最後には後ろにひっくり返りそうになります。

昨日まで、ちょっとまた調子が落ちていて、
手や顔がよだれで真っ黒。
拭いてあげたいのだけど、そういう時は「ほうっておいて」と怒られます。
今日は少し気分がよいらしく、おりこうに顔を拭かせてくれました。

私がいつも「おばあちゃんの食事の介護があるので」とそそくさと帰るものだから、
最初は人間のおばあちゃんかと勘違いしている人も多かったようですが、
最近ではミーチおばあちゃんの存在が知られるところとなり、
職場でもいろんな人に「おばあちゃん、元気?」と言われるようになりました。

どうか、避けられないその日をできるだけ先延ばしにして、
一日でも長く、ミーチと一緒にいられますように。
ミーチとふたりで胸を張って、どこまでも歩いていけますように。

投稿者 hina : 20:32 | コメント (3)

2008年04月19日

姫の無念

先日、緊急のお願いでお知らせした件の続報です。
募集ページが作成されましたので、改めてリンクさせていただきました。
本館トップページにもバナーを置いてあります。

kawara.jpg

心配していたように、まったく別の場所で、やはり新たな同様の事件が起きてしまいました。
もっとも、お外のにゃんずに関わっている方は、皆さんよくご存じのように、
これは絶えず繰り返されている悲劇で、
それが公になるかならないかの違いでしかありません。

類似の事件を引き起こす危険もはらみつつ、
惨い事件に耳をふさぎたい気持ちと闘いながら、
しかしやはり、この現実を、ひとりでも多くの方に伝えなければならないと感じています。
これまで失われてきた小さな命ひとつひとつへの、せめてもの手向けになれば・・・。

上のバナーからぜひ募集記事をご覧ください。
1匹1匹の写真に、お世話されている方が、どれほどの愛情と労力を注がれたかが偲ばれます。
どの子も皆まっすぐにこちらを見つめてきます。
この瞳に、私たちはどのように応えるべきでしょうか。。

投稿者 hina : 18:54 | コメント (1)

眉毛犬

寒い朝。
昨日の夜中タクシー帰宅もなんのその。
5時起きで、家のこと(すなわち一家のこと)ひととおり終えて駅に向かう。
この時間は朝のお散歩タイムらしく、愛犬をつれたたくさんの飼い主さんたちとすれ違う。

すいーっと自転車で追い抜いていったおじさんの連れてたわんこ。
真っ白むくむくの中型犬、生粋ミックス。
眉間のあたりが濃いグレーになってつながっていて、まるで眉毛犬。

ひと目で私の心をわしづかみ☆心の鐘が鳴りました。
その子がなぜか、何度も何度もこっちを振り返る。
「へっへ」と笑顔の、その可愛い〜こと♪♪

思わず私も「へっへ」と笑いながら、手を振ろうとした瞬間。
自転車のおじさんが、ひょいとこちらを振り向いた。

・・・・・・・。
上げた右手のやり場がなくて、演歌歌手みたく、こぶしを握ってしまったよ。
朝っぱらから赤面サタデー。

投稿者 hina : 18:36 | コメント (2)

2008年04月10日

緊急のお願い

すでに、ご存じの方も多いと思いますが、
その事件が起きたのは、一週間ほど前のことです。
事件現場には、これまで健気に生き延びてきた猫たちがまだ多く残されています。
この子たちの命を守るため、緊急に室内保護場所を探しています。

これまでの個人的な経験から、被害の拡大、模倣犯を防ぐため、ここにはあえてリンク致しませんでした。
もし、今、もう1匹分のスペースを
お家に設けてくださることができるという方がいらっしゃいましたら、
ぜひ、私ひなまでメールをください。

私が直接関わっている場所ではありませんが、
何年にもわたり、丁寧に責任をもって、心から猫たちのお世話をされてきた方がいらっしゃいます。

今の我が家に新たに1匹でも引き受ける余力はありません。。
自分にできないことを、誰かいませんかとアナウンスするということが、
果たして正しいのかどうか、ここ数日ずっと悩み続けました。
しかし、現実に起きてしまった悲劇を知りながら、
それをここに記すことなく、いつものお馬鹿なブログを書き綴ることがどうしてもできませんでした。

数年前の夏、早朝の白い光の中で、頭を打ち砕かれて冷たく横たわっていた子猫のことがまざまざと思い出されてなりません・・・
お外生まれの、好奇心旺盛で人なつっこい男の子でした。

もう二度とこんな思いをするのはいやだと走り出したはずなのに、
なぜ今自分は何もできないのか、ふがいなく辛く、とても苦しいのです。
けれども、つい先だって、もっと苦しく恐ろしい思いをしたに違いない、小さな命の冥福を、
どうか強く静かに祈ってあげてほしいと、心から願います。

投稿者 hina : 12:03 | コメント (2)

2008年04月03日

長いお別れ

石井桃子さんが2日午後亡くなった。
そのニュースが飛び込んできたとき、自然と手が止まり、姿勢を正した。
101歳。

いつかは訪れる日であることは、当然決まっていることなのに、
もしかしたら、そんな日は永遠に来ないのではないか、
うっすらそんな気さえしていただけに、
完璧に不意を突かれてしまった。

私はこの方から日本語を教わったと言ってもいい。
そのくらい繰り返したくさんの物語を読み、影響を受けた方だった。
『くまのプーさん』はもとより、自伝的小説といわれる『幻の朱い実』など、
そのときの私の生活と連動する思い出深い作品は、枚挙にいとまがない。

もう何年も前のことになるけれど、
執筆のお願いをした際、頂いた自筆の丁寧なお断りの葉書は私の生涯の宝物だ。
それには、残された時間でやらなければならない仕事がほかにあるので、と書かれていた。
そのお仕事は無事終えられたのだろうか。

春の佳き日に、多くの愛すべき登場人物たちを引き連れて、
賑やかに旅立っていかれたことだろう。
心からご冥福をお祈りします。

投稿者 hina : 10:37 | コメント (0)