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2008年09月24日

大往生

温かいコメントやメール、心配して電話をくださった皆様、
サネアツのために、喪服もどきを着用し哀悼の意を表してくださった方、
本当にありがとうございました。
こんなにたくさんの皆様に送っていただけたサネアツは幸せです。
サネアツにかわって、深く深く感謝申し上げます。。


いつもちょっと不思議そうにして、ちょこんと顔をのぞかせるサネアツ。

    ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

22日月曜日の朝10時、サネアツはいつもお世話になっている葬儀屋さんにお願いし、
無事旅立っていきました。

ご近所にお住まいの聖たんママは、以前、サネくんが知人の飼い犬ではないか、とお問い合わせくださり、
もしそうであるなら、引越しも視野に入れながら、引き取りたいとのお申し出をいただいていたご縁もあって、
(結局それは犬違いで、知人の方のわんこは数年前に亡くなっていたことがわかりました)
わざわざサネくんの葬儀に参列してくださいました。

信仰をお持ちの聖たんママは、お花のポストカードに、
一枚は、サネくんへのお手紙、もう一枚には神様への推薦状を書いて持たせてくれ、
さらに「天国の宝物」という意味の真珠の首飾りを
「天国で会ったときにひと目でわかるように」とプレゼントしてくれました。

センターで会ったときには、ぼろぼろの首輪をしていたサネくんですが、
おかげで最期には、とっても素敵にオシャレをして旅立つことができました。
とてもよく似合っていて、気品があって凛々しくて、
両方のサネくんを知っている私は、思わず目頭が熱くなってしまいました。


うちに来てすぐのころ。折れそうな腰。あばらが浮いているのが見えるでしょうか・・・

    ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

葬儀屋さんのKさんにお世話になるのは、サネくんで9匹目です。
長い間、いろんな亡くなり方をした、たくさんの動物たちを
丁寧に送ってくださっているKさんは、
お医者さんでさえ気づかなかったような病気や事故の後遺症などを、
お骨の状態から的確に指摘されます。
それは、真摯に謙虚に向き合わなければできないプロの仕事だと思います。

今回、サネくんのことでは、もっと何か手をつくして治療することもできたのではないか、という後悔が
とても大きなわだかまりとして残っていました。
けれども、生前の姿そのままに、きれいな歯並びを残したサネくんのお骨を前にして
Kさんが、この子は寿命をまっとうしたというようなことをいわれたので、
(サネくんが亡くなってからずっと夢の中にいるような感じだったので、正確な言葉は覚えていないのですが)
確かに、最期は痙攣すらなく、すーっときれいに命の火が消えた感じだったので、
ああ、本当に大往生だったのだと改めて思い、ほっとわだかまりが消えて、
感謝の気持ちがこみあげ、サネくんと神様の偉大さに、深く深く頭を垂れずにはいられませんでした。

もうずいぶん前のことですが、事故の後遺症で前足が曲がったまま、
うまく歩けなかった子が亡くなったときのことです。
枕元にその子を寝かせて一緒に眠ったお通夜の晩、私は夢を見ました。
走れなかったはずのその子が、光の中を元気よく駆け上っていくのです。
周りには、私の会ったことのない猫たちがたくさんいて、
同じように光の中を天に向かって駆けていました。
目がきらきらとして、うれしそうに顔を輝かせ、みんなと仲良く走っていったその子のことを、
今でもはっきりと思い出すことができます。

今の願いは、夢の中でいいから、元気に駆け回るサネくんに会いたい、それだけです。

投稿者 hina : 01:51 | コメント (0)

2008年09月22日

サネアツ。。

サネアツと共にすごした時間は、こんなに短いものだったのに、
思い出がありすぎて、苦しい・・・
なんとか言葉にしようと頑張るけど、
水につかったティッシュペーパーのように、
言葉が溶けていってしまう。。
サネアツとの思い出を綴るまで、もう少し時間をください。

9月4日の通院以降、少しずつ少しずつ、食欲が落ちていたサネ。
それまで排泄は問題なくできていたのに、
17日突然腰が抜けたようになって、おしっこを寝たままするようになっていました。
電話で先生に聞いてみると、台風接近など気圧の変化で関節炎が悪化しているのではないかとのこと。
痛み止めを3日ほど飲ませて様子見することになりました。

それでも、自分で家の中をあちこち移動できていたし、うんちも自力でできたので、
それほど切羽詰ったものは感じられず、
とはいえ近い将来、寝たきり介護を想定して、専用ベッドや、
お手製オムツ、サポーターの準備などをしようかと考えていたところでした。

昨晩、急に食べなくなり(朝はa/d缶にドライを混ぜ込んだものを食べられました)
今朝もぜんぜん食欲がないので、午後いちで診察の予約をとったばかりでした。

口元にお水の容器を持っていくと、顔をあげて自分でしっかり飲んで、
それからきれいなおしっこをさらさらと流して、静かに呼吸が止まりました。。

電話で先生に報告すると、フィラリアによる心臓の発作などではなくて、老衰によるものといわれました。
残されたサネアツとの時間がこんなに短かっただなんて・・・

この一週間、帰宅したらサネアツが冷たくなっていたらどうしよう、とずっと不安がぬぐえませんでした。
それを、ちゃんと私の腕のなかで静かに逝ってくれた、最期までやさしい子でした。

それなのに、私はいったい何ができたんだろう・・・
私がサネアツを引き取れるなら、世の中の90パーセントの人間は引き取れる、と
私の愚行を激しくなじって、
何度目かの絶縁を言い渡した古い友人のいうことが、たぶん正しいのでしょう。

私はどうすればよかったのだろう・・・
もっともっといろんなことをしてあげたかった。
ごめんなさい。サネアツ。
うちに子になってくれてありがとう。


かわいいサネアツ。08年9月21日13時半永眠。

投稿者 hina : 00:11 | コメント (2)