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2008年10月09日

クルリくん星になる。。

10月9日夜8時、クルリくん天に召される・・・
土曜日12時よりお葬式です。

なんだか、ドーバー海峡を泳いで渡りきったような
ものっそい疲労感にどっぷり首までつかっています。
クルリくんは、あんなに大嫌いだった通院を毎日本当によく頑張りました。

今日はクルリくんと一緒に少し眠ります。

明日は仕事。。
今回のことで2日も仕事を休んでしまった・・・
仕事に集中することで気持ちを切り替えたら、飛んで帰って
明日は一日、クルリくんと共に過ごしたいと思います。

「猫走り一家」の大きな柱であったクルリくんは、
まるでその役目を果たし終えたかのように、静かに旅立っていきました。。

投稿者 hina : 23:57 | コメント (7)

2008年10月05日

素晴らしい旅立ち

10月4日、空は秋晴れ、振り仰げばどこまでも高く透明に澄んだ、ぴかぴかの青空。
そのなかを、埋もれるほどのたくさんのお花に囲まれて、ミーチは高く高くのぼっていきました。

胸には、聖たんママが夜なべをして作ってくださったシェルの首飾り。
それはこれまでのどんな首輪よりも、ミーチにとてもよく似合っていました。

偉大なおばあちゃんは、最期の最期まで本当に気高く、チャーミングでした。
あおぞらさん、聖たんママも駆けつけてくださり、私も悔いなく、しっかり見送ることができました。

明日からミーチのいない毎日が始まります。
一家を守るために必死だった苦しい日々。傍にはいつもミーチがいました。
なんだかかけがえのない戦友を失ったような気持ちです。

家のなかのあちこちに、ついさっきまでそこにいたかのように、ミーチの気配が感じられます。
体調がよく気分もよいとき、寝ている私の胸の上に乗ってきてゴロゴロを聞かせてくれるミーチ。
具合が悪く籠もっているときも、名前を呼ぶと必ずしっぽで応えてくれたミーチ。
(ほんとに亡くなる一時間前まで、ミーチは一生懸命、しっぽのお返事をし続けてくれました)
しずしずと冷蔵庫前に進み、振り返ってじっと見つめて「ご飯食べます」と力強い決意を伝えてくれるミーチ。

亡くなる一週間前、ミーチの顔に突然、あちら側に旅立つ直前の気配が浮かんでいて、
午前中の予定をすべてキャンセル、青ざめながら必死で高速を飛ばし、病院へ。
治療がすんで「これでダメだったら明日もう一度来て注射だね」と先生が言われたとき、
はっきり「いやー!」と返事をしたミーチ。

一週間ほとんど食べられなかったので、「心配だからお願い」と無理を言う私の言葉を聞き入れて、
大嫌いな補液を我慢してくれたミーチ。
でも、たぶんとても痛かったのでしょう。補液の時間が長いので、もうあと少しというとき、
「やなの!」と前足を押さえる私の手を、顔をねじって噛むふりをしたミーチ。

ミーチは「いや」という意思表示をするとき、いつも噛むふりをします。
かぷっとしながら、でもかげんして、ほんとにそっとやさしく歯を当てるだけなのです。
とっさのことなのに、その心使いにいつも、感動させられていた私でした。

気が遠くなるほど長い長い危篤の時間を、ミーチが立派に耐え抜いたおかげで、
最初は、わぁわぁぼろぼろ涙が出て仕方のなかった私も、だんだん落ち着くことができ、
ふたりの出会いからこれまでのいろんな思い出を、もう一度ミーチと一緒にたどりながら、丁寧に丁寧にお別れをすることができました。

その日、仕事に行く前に、すでにミーチの臨終のときが近づいていることがわかりました。
病院に駆け込み、入院、点滴などの処置をほどこしたとしても、もう運命は変わらないだろうことも。

前回の通院のときに行なった血液検査の結果はそんなに悪くはなく、一年以上のステロイドの副作用も特になし。
特に何か状態が悪化したような診断ではなかったけれど、今回はいつもと違う、
いよいよその時がきてしまったのかもしれないという予感がしました。

なぜ、私がそんなふうに思ったのかはわからないのですが、
「できるだけ早く帰るから待っててね」と言う私に、しっぽで応えてくれたミーチが、
絶対に約束を守って待っていてくれることを確信して、私は仕事に行きました。
千々に乱れる思いを気合で集中して大車輪で仕事を終わらせ、飛んで帰りました。
靴を脱ぐのももどかしく大声で名前を呼びながら帰宅。
もちろんミーチは待っていてくれていました。

私が帰宅してから6時間半。仕事前の危篤状態になってから数えたら13時間半。
ミーチはものすごく頑張りました。これまでも精一杯頑張ってきました。
ずっと一緒に戦ってきた私は、それを誰よりもいちばんよく知っています。
だから…もうそれ以上、頑張って、とは…どうしても言えなかったのです。

見開いたままの目はもうゼリー状になっていました。
でも、かすかな呼吸はとてもおだやかで、ほんの一瞬、目に表情が戻ることもありました。
一度など、突然むっくり起き上がって、私の膝に駆け上ってきました。
ミーチの目にいつもの強靭な意志の光が宿り、それは雄弁に語っていました。
やがてまた力尽きたように、ふーっとその光は消え、ただ静かな呼吸を繰り返すだけになりました。

神様に呼ばれていること、もうミーチの順番がきてしまったことは、ミーチにも私にも、わかっていました。
でも私は、あともう少しだけミーチと一緒にいたかった。別れを惜しんでいたかった。
そしてミーチもまた、同じように思っていてくれたのだと思います。
ミーチの懸命な頑張りに応えて、あれだけのたっぷりとした時間が天から与えられたのでしょう。

心のとても深い部分で、ぴったり寄り添うように共鳴できた子でした。
誰よりも大人びて強いミーチ。
ミーチ、私がどんなにあなたを好きだったか、きっとあなたに伝わったよね。
あなたに出会えてほんとによかった。。
ありがとう。そして少しの間だけさよなら。またすぐに会える日がくるまで。

投稿者 hina : 01:55 | コメント (2)