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2009年10月29日
理由。。
自分のキャパ越え120%のスケジュールを乗り切る方法のひとつとして
さらにスケジュールを200%に組んでみる! というのがあります。
かなり荒療治ですが、時と場合によっては150%クリアしちゃえたりもします。
そんなわけで、芸術の秋。
何か習い事を始めてみようと思い立ちました。
そして、選んだのが小唄。
前からいいなぁと思っていたのですが、
幸せな偶然も重なって、習いたい気持ちを後押ししてくれ、
近くによいお師匠さんもいらっしゃったので、
9月に体験レッスンを受けてみたのです。
せっかくだからと方々からの勧めもあり、
小唄といっしょにお三味線も。。
素敵なお師匠さんで、レッスンも楽しくあっという間だったのですが、、、
最後に、ずっと気になっていたことを質問しました。
手にしているこの三味線・・・
「これ、ほんとに本物の皮・・・なんでしょうか?」
お師匠さんは、何でもないことのように笑顔で
「ああ、それは犬。練習用だから」と。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
膝に抱いていた楽器を、二、三度なでて、そうっと脇に置きました。
私がよっぽどの顔をしていたのでしょう。
お師匠さんは一言、「宗教?」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ちがうちがうちがうのです。そうではないのです。
私の叙情的ベジタリアンの理由。
たぶん、どれほどの言葉を尽くしてもわかってはもらえないかもしれません。
はずんでいた会話が、しん、と冷えてしまいました。
レッスンはほんとに楽しかったのです。
落語などで時々耳にする小唄や端唄はあまりに素敵で、
習ってみたいなあという気持ちは根強くありました。
帰る道々、何度も何度も自分の胸に問うてみました。
そして、結論。
お三味線はとても魅力的な楽器ですが、
でも、自分が奏でることは、これから先もずっとないのかなと。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらお断りしました。
本当の理由はさすがに言えませんでしたけれど。
お師匠さんはただ、「ご縁がなかったみたいですね」。
よいお師匠さんだなあと改めて出会いに感謝しました。
そんなわけで、私はやっぱり、
粋を極めた婀娜(あだ)な姐さんにはなれなかったのでした。。
まあ、柄じゃなかったということで(笑)
そして新たに、この秋晴れのもと始めたレッスンは、
老化で少し足が震えるようになった、あおぞらと一緒に♪
犬のインストラクターさんについて、初心に帰って勉強です。
あおぞらの成長を日々発見して感動☆
あおぞらは嬉しくって嬉しくって、
毎日反復横飛びで大はしゃぎです。
うん。やっぱり、こっちで正解だったかな♪
2009年10月12日
Ah Soul Let!!
ただいまヘビロテ中♪
これ聴いて乗り切れ!!ぁ、そーれ☆
津軽のエミネムて・・・(爆)!!!
2009年10月01日
しりとり のののん♪
弾けるような笑い声に顔を上げると、
小学生くらいの女の子を後ろに乗せた女の人が、
向こうのほうから「えっさか、ほいさ」
掛け声にあわせて、たっぷりと逞しい体を左右に揺らし、
自転車を漕いでやってくる。
親子は道々、しりとりをしていたらしい。
「のだよ、お母さん。の!」
えーっとねえ・・・
お母さんは顔いっぱいに笑ったまま、少し考えて叫んだ。
「・・・のり巻き、の、着ぐるみーっ!」
え???
私は思わず足を止めた。
「そんなの、ないよーーーっ」
子供が明るく突っ込んでいた。
・・・私もそう思います、お母さん。
てか、「のり巻き」だけでは なぜいけない?
二人分の笑い声を乗せた賑やかな自転車とすれ違いざま、
私は不意に猫になって、
夕食のあったかいにおいを嗅いだ気がした。
オレンジ色の電灯に照らされて
湯気の立ちのぼるお皿が並んだテーブルが浮かび上がる。
私はちょいちょいと前足でひげを磨いて
テーブルの下で「にゃあ」と鳴いた。