にゅうすな お時間


私ひなは、実はとってもニュースが好きであります。
ニュースのためなら、「おもいっきりテレビ」の
久能さんのすさまじい駄洒落にだって耐えてみせる心意気なぐらいです。

気に入ったニュースがあると、父ちゃんの帰りを待ち構えて、
それは音読されたりもします。

そして、私はあることに気づきました。
テレビ局、新聞各社は、まるっきり横並びのニュースを流しますが、
世の中には、こぼれたニュースもたくさんある、ということです。

ここで取り上げたいのは、そうした埋もれてしまいがちなニュースです。
でも、私にとっては、みょーに気になる忘れがたい出来事です。
まれに、メジャーなニュースについても取り上げるかもしれませんが
基本は、私の心に響いたニュースを、皆さんにお届けしたいと思います。

「NHKの7時のニュースから、ニュースステーション、筑紫のNEWS23を経て
事実が加工されていく過程を見ることができる」という
名言を吐かれたのは、かの林家彦いち師匠でした。

「書くことによって、世の中の出来事ははじめてリアル(実在)を得る」
というようなことを、かつてE.L.カニグズバーグは書いていました。

こうしたことは私をとても勇気づけます。
それがこのコンテンツを作らせたと言っても、過言ではありません。

大したものではありませんが、気楽におつきあい頂けましたら幸いです。
そして、「へ〜」と面白がってくださったら、うれしいです。
それでは、ごゆっくりどうぞ。



03/05/30

今月私の心を捉えたニュースは、月末に飛び込んだ次のニュースです。
こうしたニュースこそ、当コンテンツが皆さんにお知らせしたかったものなのです。

「参加者ゼロで、へそまつり中止」

どうです? 何か物悲しい響きがありますね。
まつりというからには「へそまつり実行委員会」があり、
実行委員の方々は、まつりの成功に向けて、
何カ月も前から、いや、ひょっとすると、
一年も前から、開催に向けて
日夜さまざまなご苦労を重ねてこられたと、想像できるわけです。

それが、参加者ゼロ。これはまったく由々しき事態です。
毎日新聞5月30日の報道によれば、秋田の河辺町で
6月1日行われる予定だったへそまつりは、
メインイベントの「へそ踊りコンテスト」の参加者がゼロとなったため
やむをえず中止を決めたというものです。

ここで注目したいのは、
このまつりが85年に開設されて以来、初めての中止であり、
今年で第18回を数えるものだったということです。
まつりの名称自体は、
「県内のほぼ中心にある同町岩見の辺岨(へそ)公園」に
ちなんだものらしいのですが、
こんなまつりがあるとは全く知りませんでした。
つくづく寡聞が悔やまれます。

「へそ踊りコンテスト」。呟くだけでわくわくしてしまいます。
なんと興味を引かれるイベントでしょうか。
一体どんな方が、どんな思いをこめて企画したものなのでしょう? 
しかも、まつりの「メインイベント」。
そもそも、このコンテストの審査基準とは、果たしてどのようなものなのでしょう。
歴代の参加者たちは、一体どんな華麗なる演技を披露したのでしょうか。
かなり繊細で細かい芸になることは間違いありません。
考えれば考えるほど、気になるではありませんか。

今回、残念ながら中止となってしまったことは、実行委員の方々は、
さぞや無念であることでしょう。
しかし、これがニュースとして流れたことにより、
逆に思わぬ宣伝効果になったことも、間違いない事実なのです。
この哀しみが、来年へ向けた大きな飛躍の第一歩となることを
陰ながら願ってやみません。

いつか機会があれば、へそまつりを見に行きたいものです。

03/06/04


みなさん、こんにちは。今日のニュースは訃報です。

「『吸血鬼』レスラー、ブラッシー氏が死去」(6月4日時事通信)
銀髪鬼ブラッシー氏、内蔵衰弱85歳で死す」(同日日刊スポーツ)

どうでもいいですが、字が違ってましたね、日刊スポーツさん。>蔵

これには驚きました。
門外漢の私が説明するのも野暮ですが、
フレッド・ブラッシー氏とは、
かみつき攻撃を得意とし、「銀髪鬼」「吸血鬼」と異名を取った、
著名な米国人プロレスラーです。

格闘技にはとんと疎く、
テレビのプロレス観戦すらしたことのない私ですが
彼の名前はかすかに記憶にありました。

子どもの時分、なぜか学級文庫に紛れ込んでいたプロレス本のカラー口絵で
ものすごい形相で相手に噛みつき、血だるまにしている
衝撃的な写真も見ました。

しかし、それよりももっと強烈な印象で、私に彼の名を記憶させたのは
62年に初来日して力道山らと戦った際、
その模様が放映されたテレビを見て、お年寄りがショック死した、
という逸話のためでした。

今回の報道で、その時死亡したお年寄りは一人ではなく、
6人にものぼったという事実を、初めて知りました。
なんとナイーブな時代だったことでしょうか。

その後、といっても今からすれば、はるか昔の話になりますが
豊田商事の社長が衆人環視のなかで殺される、という事件がありました。
当時、現場に詰めかけていたマスコミが、衝撃的な映像を求めるあまり
被害者を見殺しにしたことが、社会的に厳しく糾弾されました。

しかし、テレビで流された、まさに人が殺される瞬間の映像を見て
ショック死をした、という報道は、
私の記憶する限り、なかったのではないかと思います。
そんなに多くの時を経たわけではないはずなのに、
私達の住む世界は、
いつのまにか、確実に何かが違ってしまったのでしょうか。

さらに時は流れ、今では、どこにいても、昼夜を問わず、
全く理不尽な理由で、簡単に命を絶たれてしまう事件が
毎日のように報道されるようになりました。

そうした世界に生きる私にとって、
バンパイア・アタックと呼ばれる有名な噛みつき攻撃が
実は総入れ歯だった、というような小さな事実の断片は
なんだかとても大切なことのように思えるのです。

03/06/07


みなさん、こんにちは。
突然ですが、世の中には「カップリングの妙」というものがあります。

「いかに意外なものを組み合わせて、
度胆を抜きつつ相乗効果を狙うかが、ディレクションの醍醐味だ!」
私がディレクターの卵だった頃、
ある先輩が熱っぽく語ってくれた言葉ですが
当時は、わかったようなわからんような
「はあ、そうスか」と軽く聞き流していたつもりでいて、
意外と心に残っていたようです。

さて、ではこんなカップリングはいかがでしょう?

「啄木と尾崎豊の共通項」

6月7日毎日新聞社会面コラム「雑記帳」によれば、
7日、啄木の故里である岩手県玉山村で、
上記の命題を探る催しが「啄木祭」の一環として開かれたそうです。

この二人、ともに26歳という若さで亡くなっています。
また、あまりに有名な尾崎豊の「15の夜」ですが、
そういえば啄木も「空に吸われし十五の心」と詠んでおり、
これは明治と昭和の15歳が抱いた、学校への違和感や
大人社会への反発がこめられている、との指摘もあるといいます。

尾崎豊を発掘した音楽プロデューサーの発言が
次のように引用されています。
「命ははかないものという哀しさが、二人の歌の根底に流れている」

うーむ、なるほど。若干、力技的な感もありますが、
ともに時代を超えて人気を集め続け、
繊細な若者のシンボル的存在というわけですね。

「ええっ」と度胆を抜き、注目を集めたイベントであることは間違いなく、
なかなかの企画といえるのでしょうか。
もっとも、ご本人たちは、「共通項といわれても・・・」と
多分に困惑しているのではないかと想像されるのですが。



さて、カップリングと言えば、私、こんなのを見つけました。
猫トイレを掃除しながら、下に敷いてあった新聞をふと見ると、
「春画」の通信販売の広告がありました。
「おお!」こんなものまで通信販売。すごいな〜と見ていると、
見本の春画のお隣に、見覚えのある柔和な笑顔が・・・。

それは囲碁棋士・大竹英雄九段では、あ〜りませんか!
???!!!
大竹九段は美術愛好家でもあったか、と意外な思いでよくよく見れば、
なんのことはない、それは大竹九段のビデオの広告だったのです。
春画も囲碁ビデオも、同じ会社から通販で出ているもので
まとめて広告を作ったというだけの話でした。

なあ〜んだ、です。
だけどね〜驚きましたよ、一瞬!ほんとに!!
これもカップリングの妙でしょうか。

では、また次回に。ごきげんよう。

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