●ひなびた日記/03年10月前半●


(10月2日〜10月20日)

 10月日記
10月 2 日「エイリアン」 10月21日「クルリ山脈」
10月 8 日「オラ病院さ行くダ」 10月22日「同伴」
10月11日「カメ談義」 10月23日「佐良直美のお雛さま」
10月12日「プレゼント」 10月24日「雨の前」
10月13日「激やせ」 10月25日「通院ロンド(輪舞曲)」
10月14日「フジツボ」 10月26日「ジョニー」
10月15日「もしゃもしゃ」 10月27日「ヨーダのパジャマ」
10月16日「投薬ブルース」 10月28日「トモ巻き」
10月17日「与太郎ブギ」 10月29日「ビンボー讃歌」
10月18日「ジョンを探せ!」 10月30日「駆け足」
10月19日「再会」 10月31日「灰色じいちゃん」
10月20日「くのいち」


10月後半(10/21〜10月31日)の日記へ

03/10/20「くのいち」


 本日の登場人物


  サボン



サボンの足下に、子サボンが実はもう、3つくらい生まれている。
性別不明のサボンは、もしや肝っ玉かあちゃんであったのだろうか。

朝、サボンを日中もっと陽の当たる場所に移動させる。
その時、親指の付け根を、触れるか触れないかぐらい微かに、
サボンにぶつけてしまった。
一瞬の出来事だったが、後で見ると、そこに小さなトゲがびっしり刺さって
ハリネズミのようになっていた。

あっ、やられてる! いつのまに? 
すごいぞ、サボン。「くのいち」みたい。やられたのに何かうれしい。
何だか惜しい気がしながら、1本1本うぶ毛のようなトゲを抜いた。



通勤途中の車内で、クリスマス・ディナーショーの広告を見た。
もう、そんな季節なのである。
五木ひろし5万円、美川憲一、石川さゆり、ともに4万円というのは、
まあ やむを得ない感じがする。
しかし、研ナオコ3万5千円というのには、毎年切ない気持ちで一杯になる。
今年はさらに、グッチ裕三2万5千円というのがあった。
いろんな思いが胸に飛来し、うっかりすると涙ぐみそうだった。



03/10/19「再会」


 本日の登場人物


  サム君  リリーちゃん



心配していたお天気は、まさに秋晴れで、暑いくらいだった。
街の中で、Tシャツ姿の人をたくさん見かける。
二匹のお届けの日、同行してくれたご近所の猫仲間、Kさんと合流すると、
Kさんも「あの日も暑かったね〜」と同じことを思っていたようだ。
本当にあれから1カ月・・・早いような気もするし、まだ?という気もする。

サム君とリリーちゃんの里親さんは、昨日遅くまで仕事だったにもかかわらず、
素敵な手料理でもてなしてくれる(美味しかったー!ごちそうさまでした!)。
偶然3人とも同い年という気安さで、猫話をはじめとするいろんな話で大盛り上がり、笑いすぎて次の日、腹筋が筋肉痛になるかと思ったほどだった。
お二人とも結構イケる口だそうで、とっておきのワインまでご馳走になり、
サム君&リリーちゃんの幸せそうな姿を見ていると、私はどんどん酔っぱらっていく気がした。

二匹はもうすっかり新しい家の子の顔をしていた。サム君は最初恥ずかしがって隠れていたけど、リリーちゃんはもう里親さんにべったりで、ずっと傍にくっついている。よかったね、ふたりとも。本当に幸せなんだね。

里親さんも、初めて猫を飼って1カ月とは思えないほど、幸せで自信に満ちた顔になっていた。たぶん、とまどうことも随分あったと思うが、惜しみない愛情と毎日の地道な頑張りで、ひとりと二匹の、とても素敵な、揺るぎない信頼関係を築き上げている。
二匹はこの里親さんに巡り会うために、はるばる大阪からやってきたのだ。
運命の赤い糸って、本当にあるんだねえ、と帰りの電車のなかで、しみじみ
Kさんと話したのだった。

素敵なインテリアの里親さん宅、玄関を入ると、センスの光るディスプレーの
なかに、さりげなく二匹の写真が飾ってある。
先日お伺いした時には、この写真立てに入っていたのは、ゴールデンレトリバーの写真だった。「以前、飼ってた犬ですか?」と尋ねると、「それは雑誌の切り抜きなの」里親さんは照れたように、ふふふ、と微笑んだ。
今、仲良く寄り添う二匹の写真が、大切に飾られている横で、
里親さんの笑顔も、最高に輝いていた。

里親さんから、また愛らしい写真を送っていただいたので、
里親さんアルバムと里親さん便りを、近日、更新する予定です。
これは里親さんの撮った写真。かわいいのだ!!
私も少し撮ったのだけど、飼い主さんの撮る写真がやっぱり一番かわいかった。羨ましい…



03/10/18「ジョンを探せ!」


 本日の登場人物


  (またまた)ビルマ



ビルマお約束の病院。薬のおかげで食欲も出て、いい感じ!と思っていたのに
お腹の触診で引っかかって、念のためレントゲン検査。
どうやら「あるべきでない所にあるべきでない物がある」らしい。
うーん、ただの便秘だといいんだけど・・・。
体重は0.05キロ増え、白血球も正常に戻ってたんだけどなあ。
とにかく早期発見、早期治療が肝心だ。そういうわけで再度、病院。
そして、お薬も続く。来週はあおぞらの定期検査もある。
一日に二度通院するか、スケジュールをやりくりして二日に分けるか。

今の病院は四軒目。執筆活動の一段落した院長先生も一緒に診てくれた。
「年中、あなたの顔を見てる気がするな」と言われたが、
気がするんじゃなくて、ほんとに年中見てるんだよ。



ビルマ君が、採血とレントゲンの試練に耐えている間、
心配性の飼い主は、落ち着きなく待ち合い室をうろうろする。

ふと壁のポスターに目が留まる。
「ジョンを探せ!」と一面に、いろんなぶちの大小のビーグル犬。
「ウォーリーを探せ」の犬版だ。ついつい素直に、ジョンを探してしまう。
ところが、はじの説明文に目が行った時、思わず固まってしまった。
「制限時間4分。4分以内に見つけないと、ジョンは処分されてしまいます」
その後に続くのは、全国の保健所でどれだけの迷い犬が、飼い主が見つからないまま処分されているかという事実。そうならないために、チップの埋め込みを推奨するという趣旨のポスターだったのだ。どよ〜ん。これが現実。
私の頭上に、見えない漬け物石が出現。重いよ。

検査の結果を待ってるあいだ、美人なサビ猫を洗濯ネットに入れてつれてきた
おばあさんとお話しした。家には12匹いるそうだ。
さりげなく尋ねると避妊去勢済み完全室内飼いだったので、ほっとする。
この春、親子セットで引き取ったので、一気に増えたと笑っていた。
小春日和のような和やかな会話が、さっきの漬け物石を少し溶かしてくれた。



夜、ビルマ君のお腹マッサージをしていると、変な所にカチコチのものが・・・
ええ〜何これ? 心配だよ。どきどき。
おまけに今、気がかりな子が実はもうひとり。遠くの針に糸を通す慎重さで息を詰めて観察。触る。抱く。ひと晩様子見でなお、おかしければ朝いちで病院だ。

午後からはさんま&りんご改めサム君&リリーちゃんに会いにいく。



03/10/17「与太郎ブギ」


 本日の登場人物


  (またもや)ビルマ



落語の世界の登場人物と申しますと、八ッつぁん熊さん、ご隠居さん、それから
馬鹿の与太郎なんてェものが出てまいりますと、噺の幕開きで・・・。



月曜から薬を飲ませ続けて早5日。ほとんど信じられないようなことだが、
「自分が何かされてる!」とビルマ君が気づいたのは、
どうやら昨日くらいのことらしい・・・。
錠剤を飲ませる時は、さりげなく後ろに回り、顔を上に向かせると同時に
口を開けさせ、すかさず喉の奥に「ぽんっ」と放り込むのだが、
一瞬のことすぎて、これまではどうも状況が理解できていなかったようだ。

昨日から、「ななな何すんねん!」と明らかに狼狽して、シャーをする。
もう一度いうが、朝に晩に薬を飲ませ続けて早5日。今さら何がシャーなのか。
ビルマよ。君の時間は大河のごとく、なんという悠久な時の流れか・・・。
ってしかし、気づかないか? いくら何でも。

わが家のかわいい与太郎さん、明日は大嫌いな病院だよ。



03/10/16「投薬ブルース」


 本日の登場人物


  たい  ビルマ



薬を5日分もらったので、朝晩2回ずつ、ビルマ君の投薬は土曜日まで続く。
薬は錠剤と粉薬が一種類ずつ。
先日書いたように、錠剤は意外と問題なかったのだが、
缶詰に混ぜてあげる粉のほうは、そう簡単にはいかない。
ビルマは、缶よりカリカリ派。それでも朝のご飯タイムは、
お腹を空かせた皆と一緒に、勢いでもってなんとか食べてくれる。

問題は夜。わが家では、缶は朝だけなのである。
薬を混ぜ込むために、ひと缶こっそり開けたつもりが、耳ざとく他の子たちも
集まってくる。仕方ないので、めいめいのお皿にも、ひと口分ずつ取り分ける。
けど、肝心の薬入りのお皿を、ビルマ君てば見向きもしてくれない。
あ〜もう〜と、苦肉の策で、母ちゃんの手のひらに乗っけてあげると、
これがどういうわけだか、食べるのだ。
そうやって、なんとかクリア。しかし、ここでまた難関が待ち構えている。

たいちゃんが・・・。ビルマがもらえるのだから、当然、自分も同じように
何かもらえると思って、急いで走ってきて、隣にちんまり控えている。
永遠のライバル、ビルマ君の特別扱いは、断固阻止する構えである。
ええと、これは薬が入ってるから、たいちゃんにはあげられないんだよ〜。
ビルマ、早く食べちゃって〜。
「なぬ!オイラにはくれないんか」ガーン、とショックを隠し切れない たい。
あー違う違う〜、すねないでー、待って待って、今あげるから!

急いでビルマに飲み込ませ、慌ててたいちゃんにも、手のひらにのせた缶詰を
差し出す。「遅いよ」と、憮然としつつも、ちょっと嬉しそうに食べる。
ほんと、手が8本ぐらい欲しいよ、とほほ。

たいはとてもハンサムなのに、大概いつも仏頂面だ。
抱っこすると、仏頂面のまま、しばし放心状態で抱かれている。が、
「ハッ、オイラとしたことが」と我に返って、そそくさと逃げる。
ゴロゴロも言わず、すりすりもせず、人間にまったく愛想がない。
だけど、その憮然とした顔で、私の行くとこ、行くとこ、
なぜかぴったりついてくる。私はたいちゃんを、とても愛している。



03/10/15「もしゃもしゃ」


 本日の登場人物


  スー



流しでボケボケ、いろんなことを考えながら洗い物をしていたら・・・
おや、誰? 
上から二本の腕がにゅーっとのびてきて、母ちゃんの髪の毛をもしゃもしゃ。

見上げると、スーちゃんのいたずらっぽい目が、きら〜ん。
「うまく注意をひいたぞ、成功成功、大成功!」とばかり
スーちゃんは大喜びで、冷蔵庫の上をごろんごろん。
流しの横に冷蔵庫があって、その上はスーちゃんのお気に入りの場所だ。

甘えん坊なお転婆さん。最近のスーちゃんはますます絶好調で、
「カーテン上り選手権」なんてものがあったら、我が家の代表間違いなし。
「若草物語」でいえば、差し詰めジョーというところか。

スーちゃんを見ていると、どうしても、
先月、すてきなお家に里子に行ったりんごちゃん(現・リリーちゃん)のことを
思いだす。りんごちゃんは「若草物語」のベスみたいな子だった。
今度の日曜日に会いに行く。なんと体重が増えたらしい。あの少食な子が!
今から待ち切れない思い。



03/10/14「フジツボ」


 本日の登場人物


  トモロウ  ビルマ 



トモがまた盛大に吐いた。水っぽい中に毛が混じっている。
おまけにひどい下痢ぴー。
本当に心配な王子様だ。元気は元気で、悪戯小僧の本領発揮なのだけど。
さっそくお腹の薬を飲ませる。トモはチビで、錠剤を半分にしないといけない。
たぶん、ものすごく苦いはず。喉の奥に放り込むのに失敗したら、
とてもかわいそうなことになる。だから慎重にポン! 今日はナイス!だった。

昨日からビルマ君もお薬組。錠剤を飲ませるのは自信なかったのだけど、
驚くほどうまく飲んでくれるので大助かり。
実に見事に、かぽっと口を開いてくれる。
その様子が何かに似ているなあ、と考えてみたら「カネゴン」だった。



カネゴンで思い出したのだけど、今の職場に、岩石のようなおばさんがいる。
とにかくすべてが、がっしり、しっかり、四角くて強固な感じ。
パーマのウエーブさえ、触るとがっちり固まっているような気がする。
その方は、とても博識な頼れる大ベテランで、唐突だけれど、
海の底に住む人魚姫のおばあさんは、ちょうど、こんな人ではないだろうか。
などと、私はしばしば見とれている。

そのおばさんの最近お気に入りらしいブラウスがあるのだが、
それが私には、「フジツボ」にしか見えない。
変わった素材で、全体にしぼり状の突起がついているデザインだ。
おそらく名だたるデザイナーズブランドのものに違いなく、
申し訳ないと思いながらも、つい「フジツボ」と呟いてしまう。
おまけに色がグレー。ある意味、とても似合っている。



03/10/13「激やせ」


 本日の登場人物


  ビルマ 



ビルマの体重がとうとう5キロを切ったので、病院に行った。
6月には6キロ弱あったのに、病院で量ったら4.6キロでちょっとショックだ。
血液検査の結果、糖尿病ではなく、他の値も悪くなかったので、
とりあえず胸をなでおろすが、
白血球の割合が高めだったので、どこかで炎症が起きている可能性が
あるとのこと。確かに歯肉炎で歯茎が若干腫れているのが気になっていた。
でもまだドライフードを食べられるくらいだから、大したことはない。
消炎剤と抗生物質を出してもらう。一週間後にまた病院だ。

この子は、昨年うちに来た当初、なにしろドライフードが噛めなくて、
ご飯の後は、よだれでびちゃびちゃのフードが散乱するという
すごい状態だったのだ。
缶詰よりドライフードのほうが好きで、丸呑みという感じで食べていた。
もしかして歯がないのでは、と心配していたが、
なかなか触らせてくれないうちに、いつのまにか治っていた。
たぶん相当ひどい歯肉炎だったのだろう、口臭も当時はかなりきつかった。

やせたビルマは、なんだかひとまわり小さくなった。
「理想的な体型になったね」と笑い話になればいい。



03/10/12「プレゼント」


 本日の登場人物


  父ちゃん 



父ちゃんからメールが来て、こんな
黒猫をプレゼントされた。



03/10/11「カメ談義」


 本日の登場人物


  喬太郎  あおぞら



喬太郎の水槽に、そろそろヒーターを準備したけど、今日は暖かかったので、
スイッチは入れず、セッティングだけして、陽の当たる窓辺に置いた。

彼の食欲は年中秋で、頼もしい限り。
おやつの川エビを手からあげていたとき、ひとつの事実に気づいた。

指でエビをつまんで差し出すと、喬太郎の首は、ついと横にそれる。
勘違いしたのだろうと、再度、エビを目の前でちらちら振って、
「こっちだよ」と言ってみるが、よくよく見ていると、こやつ、
明らかにより大きなもの、即ち私の(太い)指のほうを狙っている。

面白いので、そのまま噛ませてみると、首を左右に振って齧り取ろうとする。
喬太郎に、かわいい甘噛みなど存在しない。
あるのはただ、食に対する情熱のみ。その意気やよし。



先日、あおぞらを犬のトレーナーさんに見ていただく機会があった。
あおぞらの怖がりは、もともとの性格ではなく、明らかに人為的な虐待による
人間だけに対する恐怖だと、はっきりおっしゃった。

階段を上がってくる足音が私だと気づくまで、
わずかな間だけれど、まだ震えていると指摘された。
家に迎え入れて一年。人に対する恐怖は、まだこんなに染みついていたのだ。
全然気づいていなかっただけに、ショックだった。
私が見るのは、いつも私を待ちわびた笑顔だけだったから。

ほかにもいろいろ細かくアドバイスを頂き、とてもありがたかった。
これまで手探りでやってきたことが、間違ってはいなかったこと、
もっとこうすればよかったことなどが、一度にハッキリと見えてきた。

北海道ご出身の、このトレーナーさんと、意外やカメ談義で盛り上がった。
トレーナーさんのご実家にもカメがいて、これを冬眠させるのだそうだが、
(うちは冬眠させない派で、ヒーター使用)そのやり方が変わっている。

冬眠に備え、盛大に食べた後、気温が下がるにつれて、
カメは少しずつ動きが鈍くなっていく。
とうとう、動かなくなった時、カメをくるくる毛布で巻いて
引き出しの奥深くしまい、春になったら、また出してあげるのだそうだ。

あまりにシンプルかつ素敵な営みに、感動してしまった。



03/10/08「オラ病院さ行くダ」


 本日の登場人物


  ビルマ 



とうとう観念して人間の病院に行ってきました。
大袈裟な病院で、わたし的にはかなり大袈裟な検査までしました。
結論からいえば、今日明日死に至るような病ではなかったので
ほっとするやら、がっかりするやら。
今月中にあと2回ほど、病院でまたあれやこれや検査しなくてはなりません。

CTスキャンも、まったく問題なしでしたが、先生に
「年の割に(脳の)側溝のしわが深い」と面白がられ、
しかし、それは別に、頭痛にはまったく関係ないそうで
「なんのことやねん」でした。

採血の時には、注射針がやけに大きく感じました。
いつも猫達に採血の苦しみを味わわせているので、私も!と思いましたが、
思いきり心の中で「いぃぃぃやぁぁぁぁぁっっっっっ」と叫んでいました。
いや実際、口に出して言ってたような気がします。
おまけに、看護士さんが失敗して、ぷしゅっと流血したので、くらくら
目まいがしました。「ごめんごめん、痛かったねー」といわれ、
猫達とまるで同じだわっと自分を慰めました。

ふだん「ないっ?」と言われる脈も、今日はちゃんとありました。
多少興奮状態だったのか、血圧は100/70と私にしては異例に高めでした。

とりあえず、即入院、ということにはならなくて、やれやれです。
相変わらず嫌な頭痛は続きますが、こいつにばかり かまけてもいられません。
あとどれだけ寿命が残ってるのかわからないけど、
もう少しくらい、やり残してることを減らしてから死にたいです。
って、まだ死ぬ予定はありませんが。



前回の日記、「ギルの笛の音に苦しむキカイダー」状態で書いただけあって
ひどかった…全く忸怩たる思い。
書き直したいのは山々ですが、自戒のために残し、ビルマについて加筆します。
(って、今日の日記もまたかなりひどいですが)



ビルマがジャンプをする。といっても、四肢が空中に浮いてる時間は
せいぜいコンマ何秒。お尻をふりふりして、バッ・・・と跳んだのは
猫ベッドの中から外に飛び出しただけ。でも、いいのだ。
これでもビルマにとっては大進歩なのだから。楽しいかい、ビルマ?

ねこじゃらしのおもちゃにも、ほとんど反応しないこの子の、唯一猫らしい
仕種を最近しばしば見かけることは、本当にうれしい。

部屋に入ると、すかさず「腹もみ? 食べ物?」の熱い視線を感じる。
まるい緑の目が、期待でいっそう大きく見開かれている。

ビルマが甘えてくる、といったって、それはまた独特のやり方だ。
ストレートに膝に乗ってきたり、甘えてすり寄ってきたりは絶対にしない。
そうっと、そうっと、一歩ずつ確かめるように近づいてきて、
座っている私の身体の一部に、さりげなく ひっつく。
そう、まるで、きのこが生えるような具合に。

身体をちょっとずつスライドさせて、愛しい接点の面積を広げていく。
上から覆いかぶさるように頬ずりする。
緑の目が、何度かちかちかと瞬く。
それが満足そうに閉じられると、ごろりと転んでお腹を見せる。
私とビルマとふたりで開発してきたビルマ語の、語彙が最近増えた気がする。



03/10/02「エイリアン」


 本日の登場人物


  ビルマ 



明けない夜はない。終わらない仕事もない。
だけど、終わってなくても〆切りはくる・・・

ドリンク剤の瓶がたて続けにあく、「過労死」という言葉が頭を掠める、
心臓がバクバクして、手が震えてくるので、10分ほどの仮眠をとる・・・
力技にて何とかクリア。キツかったっす・・・。

トライアスロンやってるようなハードな今週、執拗な頭痛にとりつかれている。
突然ほんとに頭が割れて、
中からエイリアンのようなものが飛び出してくるのではないかと
ちょっと本気で心配した。



ビルマが最近、自分から甘えてくる。
今ではルノと並ぶゴロゴロさんで、一年前を思うと、感慨もひとしおだ。
籠城、断食、なかでも人形のような無表情がいちばん胸に堪えた。
それから、怒り、噛みつき攻撃、たいちゃんとの毎日のファイトクラブ三昧。

それがこんなに無防備にお腹をさらし、目を細めて気持ちよさそうに
ゴロゴロを響かせる。のほほんと崩れた顔も可愛くてならない。
この夏、痩せだしてずいぶん心配もしたけれど、今は元気に食べ、
体重も5キロ台をキープしているので、とりあえず様子見が続く。




 9月日記はこちら→
9月21日「化身」 9月28日「猫の眉間」
9月26日「実在さんぽ」 9月29日「間(ま)が大事」
9月27日「子サボン誕生!」 9月30日「ブラと遊び」


 8月日記はこちら→
8月2日「サザエさん」 8月22日 「埋葬」
8月3日 「お買い得」 8月24日 「炎の笠智衆」
8月4日 「真夏の夜の羊」



 7月日記
(7/2〜7/17の日記はこちら→) (7/19〜7/31の日記はこちら→)
7月2日 「近視の効用」 7月19日 「脱走!!」
7月4日 「安吾と宏」 7月22日 「ザ・プロレス」
7月9日 「一面の枯れたヒマワリ」 7月23日 「あくび指南」
7月11日 「完走」 7月24日 「新装開店!」
7月12日 「マヤの一生」 7月25日 「君の名は」
7月13日 「バカのうた」 7月26日 「今日のお客さま」
7月14日 「長いものに巻かれろ!」 7月27日 「おねだりバレリーナ」
7月15日 「ハシゴ」 7月28日 「共鳴」
7月16日 「デジャビュ」 7月29日 「おばあちゃん」
7月17日 「伴走雀」 7月31日 「蝶を捕る」


 6月日記はこちら→
6月15日 
「雨に想う/一周年記念日に」
6月22日 「への字ぐち」
6月17日 「かね子さんの空」 6月23日 「粋と鍵」
6月18日 「即興」 6月25日 「受難のち発見」
6月20日
「the last woman of old Japan」
6月30日 「頭、隠して」


さらに日記(2002年6月〜2003年2月)はこちらからどうぞ。(click!→)



10月後半(10/21〜10月31日)の日記へ

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