●ひなびた日記/03年10月後半●


(10月21日〜10月31日)

 10月日記
10月 2 日「エイリアン」 10月21日「クルリ山脈」
10月 8 日「オラ病院さ行くダ」 10月22日「同伴」
10月11日「カメ談義」 10月23日「佐良直美のお雛さま」
10月12日「プレゼント」 10月24日「雨の前」
10月13日「激やせ」 10月25日「通院ロンド(輪舞曲)」
10月14日「フジツボ」 10月26日「ジョニー」
10月15日「もしゃもしゃ」 10月27日「ヨーダのパジャマ」
10月16日「投薬ブルース」 10月28日「トモ巻き」
10月17日「与太郎ブギ」 10月29日「ビンボー讃歌」
10月18日「ジョンを探せ!」 10月30日「駆け足」
10月19日「再会」 10月31日「灰色じいちゃん」
10月20日「くのいち」


10月前半(10/2〜10/20)の日記へ

03/10/31「灰色じいちゃん」


 本日の登場人物


  あおぞら



またまたご近所話で恐縮です。



あおぞらの散歩のときに、必ずといっていいほど、よく会うご近所さんの一人に
「灰色じいちゃん」がいる。

これは私が見たまんま、勝手につけた呼び名であって、実は名字すら知らない。
頭は真っ白、顔はくすんだ土気色。
白い一文字眉毛の下は、ぎろりとした目がついていて、
彫り込まれたシワと白い無精髭に囲まれた口は、がっしり固い「へ」の字、
いわゆる「怒ってる?」という怖い系の顔である。

この人は、日の高いうちはいつも、町内をどこかしら歩いている。
一日に何周ぐらいするのだろう? 
ぎくしゃく、ゆらゆら、その歩き方はまるで、
地上3cmの空中浮遊でもしているようだ。
時々じっと立ちつくしたり、日陰にしゃがみこんでひと休みしたりしている。
夏には、ステテコ姿で平気でいるので、ちょっと目のやり場に困る。

あおぞらが初めてやって来た日、リードを引いてわが家に向かう途中で
このじいちゃんとすれ違った。
あおぞらは、この人の顔を見たとたん、飛び上がるほど驚いて、
踵を返して逃げようとした。
ガタガタ震える足の間に、しっぽが力なくうなだれている。
元いた場所の近所の住人が、嫌がらせで虐待をしていたと聞いていたので、
私は何となく、虐待者の人物像がわかる気がした。

しかし、これまでいつも無表情だったじいちゃんは、
その時はっきり、とても傷ついた顔をした。
そしてそれは、いつまでも私の心に残った。

それから散歩で会うたびに、必ず挨拶をするようにした。
これまでも会釈ぐらいはしていたけど、何の反応もなかったし、
じいちゃんには私が見えてないようだった。
なので、声に出して挨拶するようにしたのだ。

最初、じいちゃんは憮然とした顔のまま、「俺か?俺にしているのか?」
といった困惑の表情を浮かべていた。
しばらくすると、「うむ」と、無言でうなずき返してくれるようになった。

そしてついに、天気のいい、ある日のこと、びっくりするほど大きな声で、
「いい犬だなあ!」と言って、口をあいて笑ったのだ。
私はその時はじめて、じいちゃんに前歯がないことに気づいた。

今では、じいちゃんがかなりの話し好きであることを私は知っている。
たまに、立ち話することさえある。
じいちゃんは近頃、機嫌のいい日が多いように見える。
登下校の小学生に、積極的に話しかけるじいちゃんを、最近よく見る。



去る10月26日、日記に書いたクモのジョニーはどうしたかというと、
実はまだ、うちの二階にいるのです。
ちょっとピンボケ、ジョニー君。意外と地味なやつ。



03/10/30「駆け足」


 本日の登場人物


  クルリ



爬虫類並みに体温調節のできない私。この時期の気温差は、かなり響く。
昨夜の天気予報で、晴れて気温も高いことを確認していたから、
今日は少し早めに起きて、一気に外回りの用事を片づけた。

銀座、神田、下北沢と、とにかくも駆け足で回れたのは、
私のスタミナからいえば上出来だった。
懸案事項をだいぶクリアできたので、少し肩の荷が降りた。
これで明日から、家での大仕事に集中できる。
すでに許容量を超えつつあるのに、
どうして更に大きな仕事を、ほいほい受けてしまうのか。私のバカ。

夜は渋谷で、柳家喬太郎師匠の講義を受ける。これは毎回、緊張する。
父ちゃんは論文だか発表だかの詰めで、今夜は帰れそうにないらしい。
幸福の猫団子の一群が、私たちのかわりに、すやすや眠ってくれている。



クルリ君は、ふかふか。これを超える抱き枕を、私はほかに知らない。
抱っこしても、お腹に顔をぱふぱふしても、えもいわれぬ心地よさ。
好奇心が強く、何でもすぐ伸び上がって、よく見ようとするが、
その後ろ姿は黒い子グマのようで、なんとも愛らしい。

朝起きると、クルリ君はいつも私の枕で、人間のような恰好をして眠っている。
私はといえば、布団から落とされ、顔に畳の跡なんぞつけていても、
クルリ君の寝顔があんまり可愛いので、全然オッケーだったりする。



03/10/29「ビンボー讃歌」


 本日の登場人物


  父ちゃん



過日、誕生日プレゼントに氣志團のDVDをもらった。
それを見た晩、さっそく「薩摩隼人は泣きの竜」星グランマニエ
(註)と、
熱い音楽談義で盛り上がっている夢を見た私って、
「結構マジメじゃん・・・」しみじみ、そう思ったことだった。
(註:ギターの人の名前です。)



先日の誕生日、靴下をプレゼントされた私は、
くれた人が唖然とするほど、狂喜した。
なぜなら次の日、せっかく里親さん宅にお呼ばれされていながら、
履いていく靴下が、実はなかったの、私。

私とて、車は無理だが、せめて靴下くらいは新しいものが買えると思う。
でも、今日こそは買うぞと、お財布を握りしめて買い物に行っても、
あら不思議、帰りには両手に、猫缶・猫砂をぶらさげていて、
靴下は、なぜかどこにもないのだった。日常のトワイライトゾーンだろうか?

新しいものが、ひとつ増えたら ひとつ処分するのが
片づけの鉄則なんだそうだ。
泣いて馬謖
(バショク)を斬る思いで、愛しの穴あき靴下を処分した。
それでも、ついつい手にとって、
「何かに使えないかな〜」(いったい何に?)と思ってしまう、
身に染みついた貧乏性の哀しい性
(さが)。
結婚祝いに欲しいものを訊かれ、迷わず「コメ!」と答えた私である。

私は黄色い靴下を、しげしげと見つめた。
妹のおさがりで、10年履き倒したお気に入り。
かかと全壊。底も、けなげに擦り切れている。
何とはなしに、両手にはめてみた。
それはレモン色の目出し帽に似ていた。ペプシマンのCMが脳裏をよぎった。

目の前で、一心不乱に勉強している父ちゃんに、
「手をあげろ! 金を出せ!」
靴下の目出し帽をかぶった両手を向けて、声色まで使って言ってみた。

ふたりの間に沈黙が落ちた。
「・・・全然、怖くない」真顔で一蹴された。
やんなきゃよかったと思うことは、こんな私でも、人生多々ある。



03/10/28「トモ巻き」


 本日の登場人物


 
トモロウ


暖房をつけても体の芯がなかなか温まらない、寒い雨の一日だった。

いつまでもおチビのトモが、最近少しだけふっくらと大きくなった。
お得意の肩乗りをしても、もう肩だけに納まりきらない。
襟巻きトモは、ほかほか体温、熱烈チュー付き。この冬は暖かく過ごせそうだ。



話のついでに「英語できますか」と尋ねられた。「できません」と即答した。
「日本語さえこんなに不自由なのに。よその言葉なんて、とてもとても」
調子に乗って付け足した。「そうですね」あっさり明るく肯定された。
心の中で、夕日の海岸をどこまでも走った。



03/10/27「ヨーダのパジャマ」


 本日の登場人物


  公平



最近よく、パジャマのズボンだけを洗濯している。

起きてからエンジンがかかるまで、少し時間を要する私。
その間は、一番にお膝にのぼってくるキス魔の公平君との甘いひととき。
その後、ご飯の催促に根負けして腰をあげ、ひと騒動が一段落してふと気づく。
「なんかクサい」見るとズボンに茶色いものが・・・あ〜っ、今日もやられた!

公平君は本当にハンサム。惚れぼれするほど、きれいなの。美猫なの。
でも時々お尻に、とてもとても くちゃい、切れっ端をつけてるの。・・・。

そういうわけで、しょっちゅうパジャマの下だけ洗濯をする。
両脇にポケットのついてるズボン。
洗濯の終わる頃、ポケットはいつも、びょ〜ん、と左右に飛び出している。
それはまるでヨーダの耳のように見えて、ちょっと可愛い。
ヨーダといえば、「スターウオーズ」の大賢人。
うやうやしく耳をしまわせて頂いてから、干した。



靴を履こうとして、靴の中で足の親指をくじいた。「こんなこと、ある!?」
新鮮な驚き。それから、「ふ、そうきたか」と、にやり。
いつか、いっぱいになったゴミ袋の口を結ぼうとして、突きゆびしたときも
同じことを思った。
世界がふざけている。なんだか、笑ってしまう。



03/10/26「ジョニー」


 本日の登場人物


  ビルマ



昨日の日記は何でしょうか? 読み返して唖然。
「早起きするぜ!」って、あんた・・・という感じです、まったく。
決して酔っぱらっていたわけではないのですが。
まあ、お疲れ感 炸裂ということで、よしとするか。ああ恥ずかし。



まるっこくて、ぴょんぴょん跳ねる、家の中でお馴染みのクモ。
いわゆるハエトリグモというやつだが、よく見ると意外にかわいくて、
私は、実は結構好き。

でもそれが、屋根付きでないタイプの猫トイレ(主にユキが使用)を掃除して
いたときに、猫砂の中からいきなり、ぴょーん、と飛び出したのには驚いた。
三日前のことである。

それだけでも、かなり「世界・衝撃のビックリ映像」だったのに、
どういうつもりか、彼はもう三日もそこに居ついている。
トイレ掃除のたびに出てきては、うろちょろするので、
すっかり顔なじみになってしまった。

せっかくなので、とりあえず「ジョニー」と名づけてみた。



ビルマをキャリーに入れるコツを、もうすっかり掴んだぞ!と思っていたのに
ふだん半人前の私がさらに1/10人前くらいになる朝、みごと捕り物に失敗。
ビルマ、おしっこをじょんじょん漏らす。ビルマごめん、ほんと ごめん。

そしてビルマは今日一日、苦しいバリウムと、数回に及ぶ嫌なレントゲン撮影に
耐えました。帰ってきたビルマは、ちょっと怒っている。仕方ないけど。
結果。消化器官の中には何もなし。腎臓付近の、手ではっきりと触れる、3cm
ほどのしこりについて、次はエコー(超音波)検査をすることになった。

ぎゅうぎゅうに詰め込まれた糞尿垂れ流しのケージの中から救い出されて、
暖かい冬をたったの一度過ごしたばかり。最近やっと猫らしくなってきたのだ。

猫の腫瘍はたいがい悪性だそうだけど、悲観的なことを言われたわけではないし
肺にもリンパにも、転移の跡はまだ見られない。
消化器官の中になかったのだから、急性の症状が出ることも、まずないだろう。
時間はある。私はビルマが大好きだから、もっともっと勉強しよう。



03/10/25「通院ロンド(輪舞曲)」


 本日の登場人物


  ビルマ



輪舞曲(ロンド):同じ主題の旋律が何度もくり返される間に
異なる旋律がいろいろはさまれるもの。(『新明解国語辞典』三省堂より)



朝、起きると、どんよりと一面の雲。すでに薄暗くて今にも雨が落ちてきそう。
病院に行く予定の日に、こういう天気がいちばん困る。
自転車にするか、徒歩にするか、はたまた日を改めるか。
緊急でないときは特に、途中で雨に濡れたために(自分はいいけど、猫だけは
濡らさないつもりでいても)かえって具合が悪くなったらどうしよう、と思ってしまう。つくづく「車があればなあ…」と思うのは、こんな時だ。

「あなたの野望は何ですか」と尋ねられたならば、すかさず、
「動物病院に車で乗りつけること」と答えようと、固く心に誓っているのだが、
誰も聞いてくれない。(当たり前か)

降りだす前に、ひとッ走り行ってこようと、急いで準備する。
ビルマは最近、キャリーを見ただけで、シャーするようになったが
その逆三角形の口が、また可愛くてしかたがない飼い主である。

昨日の晩から絶食をしてのレントゲン撮影。結果は・・・
やっぱり何かあるらしい。が〜〜〜ん!
というわけで、またもや明日も朝いちで病院、しかも今度はバリウムを
飲むことになった。可哀相だけど、また絶食だ。ううう、ここは心を鬼にして。

幸い、ビルマは絶好調なくらい元気で食欲もあり、体重も着実に増えている。
検査のストレスのことも考えた。先生と院長先生と三人で話し合った結果の
バリウム検査。「なんだー毛玉だったよ〜もうびっくりした〜」
そんな笑い話になるといいな。

今週はいつにもましてハードで、もう「へとへとのへー」だけど、
気力を振り絞って早起きするぜ!今日こそは早く寝るぞって、ああでも、
あれもこれもやんなきゃ、やりたい、だよ〜。



10年ぶりくらいに、超強力・肩パッドを見た。着ていたのは
おそらく、はたちをいくつか越えたばかりと思われる童顔の若い女性。
前から見ると「甲冑
(かっちゅう)」で、後ろから見ると「マタギ」のようだった。 
何が彼女にそういう選択をさせたのだろうか。



03/10/24「雨の前」


 本日の登場人物


 
トモロウ


昨日の雨は、いい雨だった。何よりも、雨が降り出す前の夕方がよかった。
穏やかな光に満ちた空のちょうど半分に、青みがかった灰色の雲が
低く重く、たれ込めている。
明るいのに薄暗く、オレンジがグレーに反射して、すべての景色に
セピア色の紗がかかり、怖いほど美しい夢の中にいるようだった。

雲ひとつない今日の青空も、透明でよく光っていた。
いつもより空がぐんと宇宙に張り出している気がした。



寒くなったので、家の中でパーカーを愛用している。
フードに付いた紐で、最近よくトモが釣れる。



03/10/23「佐良直美のお雛さま」


 本日の登場人物


  父ちゃん



人生どこで思わぬ影響を受けたり与えたりしているか、わからないから面白い。
犬の訓練をはじめとして、動物たちに半生を捧げる佐良直美氏から
私が受けた影響は多大なものがある。
ショートカットにギターをさげての弾き語り。白いハイソックスと赤いネクタイがまぶしくて、私のバンド活動の原点はここにある(って嘘だけど)。

地下鉄に乗って扉付近に立つと、暗い窓ガラスに仲睦まじいカップルの姿が
映っていた。楽しそうに会話が弾んでいるらしく、なんとも微笑ましい光景だ。

しかし、次第にひとつのことが気になりだした。男の子のほうの唇が異常に赤い。それになんだか頬紅を引いてるようでもある。も、もしかして女の子?
男の子女の子男の子・・・私のなかで疑念がぐるぐると渦を巻く。
ああ気になる。気になる、気になる、気になるわ〜・・・
思わず知らず、食い入るようにガラスの中を凝視する。

やがて、ひとつの結論が降りてきた。わかった。二人とも女の子。
女同士なんだ。うんうん、納得。ああ、すっきり。

ところでその間、若い男の子たちのおしゃべりが、絶えずBGMのように背後から
聞こえていた。結論が出て、窓ガラスの若い二人に注ぎ込まれていた集中力が
ふっと緩んだ、そのとき。楽しげな低い囁きと、ふたりの微笑む唇が、すうーっと一体になった。その声の主は、このカップルだったのだ。

えええええっっっ!! なんと正解は、二人とも男の子。
唖然、呆然、愕然。何度も目をこすりそうになった。

私が最後まで、女の子と信じて疑わなかったほうの子は、佐良直美が見事な今風茶髪のロン毛にした感じで、微笑む顔は穏やかなお雛さまそっくりだったから。
見ず知らずの彼の顔を、私は一生忘れないだろう。



昨日の「同伴チケット」=「やーらしー」という図式は、
父ちゃんの賛同を得られなかったようだ。飛躍しすぎ?
でも、元同僚の父ちゃんは、前の会社でホステスさんと同伴出勤していた人を
何人も知っているらしい。そう、あの会社はそういう会社だった。
会社の電話で堂々と四時頃からテレクラに電話している人を私は何人も見たし、
ツケの取り立てに来たママさんたちをおごそかに彼らに取り次いだものだった。
今は昔の話で、死んだ人も(まだ若いのに)ずいぶんいる。



03/10/22「同伴」


 本日の登場人物


 
ルノ


控えめだけど、誰よりも甘えん坊なルノ。他の子を押し退けるようなことは
決してしないけど、お膝が空くのを見逃さず、するりと音もなくのぼってくる。
そんなルノが最近、また一段とすごい技をあみ出した。
くるくる、ぱたぱた家の中を歩き回る母ちゃんの足下に、回転レシーブの要領で
ずざざーっと滑り込み、お腹を見せてころりん。顔は「うっふん」てな感じなのだけど、かなり捨て身のアピールと見た。・・・けなげ。



もらった芝居のDMに「同伴チケット」というのがあって、
一瞬「やーらしー」と思った私は汚れている。



03/10/21「クルリ山脈」


 本日の登場人物


  クルリ



先日から体調が気がかりだったのは、実はクルリ君だった。
気になる嘔吐が二、三日続き、元気も少しないようだったので心配していた。
けれど、一昨日くらいから完全復活を果たし、一日走り回っている。

前にも書いたが、クルちゃんはうさぎのような、ぽんぽんしっぽなので、
他の子たちが銀ギツネさながら、しっぽをふくらませるような時、
かわりに背中の毛をいっせいに逆立て、山脈をつくる。
甍(いらか)の波でもあるような、それは結構カッコいい。
もちろん、まだしばらくは目が離せないが、クルリ山脈があるかぎり、
クルリ君は健在だ。

虚空を見つめては見えない何ものかと交信し、夜中、壁の向こうに呼びかける。
時々、しん、と瞑想モードに入って、一瞬ドキッとさせられる。
かと思うと、はしゃぎすぎて、母親ルノちゃんに後ろ足をかぷっとされている。
不思議クルリ君、最近ますます男前になった気がする。



今日、道で小学生がいきなり「欽ちゃん走り」を披露しながらやってきた。
なんだかすごいものを見たような気がして、呆然と見送った。

夜、会社を出ると、隣のビルの角っこに立ちションしている人がいた。
確かに暗かったけれど、深夜というような時間ではなく、大通りに面したそこは
まだ人通りも多かった。
それなのにごく普通に、高らかに、その人はいつまでも放尿していた。

「驚愕の目撃者」の一日だった。




 9月日記はこちら→
9月21日「化身」 9月28日「猫の眉間」
9月26日「実在さんぽ」 9月29日「間(ま)が大事」
9月27日「子サボン誕生!」 9月30日「ブラと遊び」


 8月日記はこちら→
8月2日「サザエさん」 8月22日 「埋葬」
8月3日 「お買い得」 8月24日 「炎の笠智衆」
8月4日 「真夏の夜の羊」



 7月日記
(7/2〜7/17の日記はこちら→) (7/19〜7/31の日記はこちら→)
7月2日 「近視の効用」 7月19日 「脱走!!」
7月4日 「安吾と宏」 7月22日 「ザ・プロレス」
7月9日 「一面の枯れたヒマワリ」 7月23日 「あくび指南」
7月11日 「完走」 7月24日 「新装開店!」
7月12日 「マヤの一生」 7月25日 「君の名は」
7月13日 「バカのうた」 7月26日 「今日のお客さま」
7月14日 「長いものに巻かれろ!」 7月27日 「おねだりバレリーナ」
7月15日 「ハシゴ」 7月28日 「共鳴」
7月16日 「デジャビュ」 7月29日 「おばあちゃん」
7月17日 「伴走雀」 7月31日 「蝶を捕る」


 6月日記はこちら→
6月15日 
「雨に想う/一周年記念日に」
6月22日 「への字ぐち」
6月17日 「かね子さんの空」 6月23日 「粋と鍵」
6月18日 「即興」 6月25日 「受難のち発見」
6月20日
「the last woman of old Japan」
6月30日 「頭、隠して」


さらに日記(2002年6月〜2003年2月)はこちらからどうぞ。(click!→)



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