●ひなびた日記/05年3月●


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3月日記
3月 3日「クルリ君 騒動」

3月12日「殿さま」

3月 4日「今日の絵日記」 3月25日「ヒロシです」
3月 7 日「ちょびえもん」  


05/03/25「ヒロシです」


 本日の登場人物

  ガイ  スー  たい

ネタはともかく、この人ヒロシが好きなんである。
突然ですが。

仲良し具合を強調するのが かえって薄ら寒いバラエティー番組で、
この人が、曖昧な笑顔を浮かべながら、
右に左にきょときょと不安そうな視線を泳がせて、あげく途方に暮れたように
出演者たちの後ろで、ぼんやりつっ立ってるのが映ったりすると、
仕事をしていても、ついテレビに目がいっちゃう。

いかにもダメダメなタイプこそ気になる。
加えて、九州弁を話す男性に弱いんである。ごく私的なところにおいて。
外では亭主関白な夫を立てながら、内ではがっちり手綱を握っているという
九州女の血が騒ぐのか。

テレビを見ている私の横で、ダメダメでない(ということに一応しておく)
彼は不満げに
鼻を鳴らす。
面白くない、と文句を言う。
ちなみに彼が好きなのは、あるある探検隊でお馴染み「レギュラー」。
今ノリにノッてるともいえる若手のコンビ。
若手なのだが、コテコテの昭和漫才、王道の香りがする。
この人たち見てると、往年のてんやわんや師匠とか思い出しちゃうもの。

  情けない シャイニング。
             

それはともかく。
わが家の情けない男ナンバーワンのガイ。
抱っこすると、首筋に熱いキッス、そしてすかさず胸をモミモミする、
はっきり言ってスケベです。

そのガイが、さっきから細くて高いトホホな声で唸っている。
見ると、頭を床につくほど低く下げ、
その情けない体勢から、いかにも口惜しくて仕方ない、といったように
うなりながら見上げている。

その視線の先には、フードつきトイレの屋根の上に
鎮座まします女王様スー。
ダメダメ男・ガイをじっと見下ろすその目の
まあなんたる冷ややかさ!
「氷のような」という比喩の、まさにお手本のようだった。

やがて、まだ唸り続けるガイに
スーちゃんは小馬鹿にした様子を隠そうともせず、
「相手にしてらんないわ」とばかり
さっと横をすりぬけ、キャットタワーへ。

「待て待てい、まだ話はついちゃいないぞ」
未練たらたらで追いかけるガイ。
そこにさっと割って入る、スーちゃんのナイトこと、たいちゃん。
「もうそのへんで、ようござんせんか、お兄ィさん」


カッコい
い〜、たい!
カッコ悪ぅ〜、ガイ!!
……やれやれ。
まあ確かに、ダメな男ほどカワイイけども。
ね、ガイ君。



駅までの道を、ちょこまかちょこまか急ぐ私を
すい〜と追いこして行った自転車のお姉さん。
後ろ姿の黒いダウン一面にちらばる「ニャロメ」。
あっちにもこっちにも正真正銘の「ニャロメ」。

うわ〜うわ〜。
着る勇気は さすがにないが、
ちょっぴりうらやましく、指をくわえて見送った。

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05/03/12「殿さま」


 本日の登場人物

  もん

最近の もんちのブーム。
眠るときは必ず、ティッシュの箱に片手をかける。
まるでどこかのお殿さまの風情。

  
 うむ、くるしゅうない。
             

見ていて、落語に出てくるお殿さまを思い出した。
落語に描かれ
る殿さまは、時々わがままも言うけれど、
まことに素直な やんごとなきお方。

この異星人のような殿さまと、我らが長屋の住人が、
とんちんかんなすれ違いも含めて、ごく自然に交流をするその様は、
他者への想像力が絶望的に枯渇した現代において、
どれほど新鮮に映ることか。

そうだ、季節は春ではないか。
なんだか無性に落語が聴きたくて矢も楯もたまらず、
久々にえらく苦労して、SWAのチケットを取った。

今、演者と客席が最も熱いと言われる会。
手早く仕事を終わらせて、夜だけぴゅん、と行ってこよう。
こうしたささやかな楽しみが、
目の前に山積する課題をさくさく片付ける最良のカンフル剤となる。

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05/03/07「ちょびえもん」


 本日の登場人物

  ちょび 

ちょびのこの不思議な個性を、どう言えばいいだろう。
くま子みたいなコメディエンヌとはちょっと違うし、
スーや かんちゃんみたいな「うっふん」系美少女とも、ひと味違う。

じっと抱かれているのは得意でない。
あぐらをかいて座っていると、
足を組んだ真ん中に、自分からそっと顎をのせ、
あるいは、いつのまにかすぐ後ろにいて、眠る。
すやすやと心地よさそうに。

べたべたしない天然さっぱり系。
前足を平行に投げ出して伏せの形を好むのも、
猫というより むしろ、どこか犬っぽい。

  ちょび、ねじれて眠るのが好き? 昨秋頃。

猫じゃらしよりもお気に入りなのが「指かじり」。
人間の手でも足でも、指と見れば嬉々としてかじりにくる。

寝ようとしているとき、指かじりのスイッチが入ってしまうと もう大変!
足は毛布でぐるぐる巻き、手も背中の下に隠して防御。
それでも「なんのこれしきっ!」とばかり、
今度は服の隙間からもぐりこんで、どこまでも突進してくる。
ひゃあ〜頼むから寝かせてくれよう。

暗さや いじけたところの まったくない、
あっけらかんと真っすぐに明るいちょびを見てると、
グリム童話「幸運ハンス」やトルストイの「イワンのばか」を
ふと思い出してしまう。

あるいは、70年代少女漫画の勝手なイメージであるのだが、
学園ものに出てくる、自分の美しさにちっとも気づいていない
気のいいボーイッシュな美少女とか。

  ちょび、にやり。眠りながら笑う。

    
 子猫のちょびは実によく眠った。 あくびの写真も一段と多い。

「逆切れ」とよく笑われた、「みぎゃーっ!」という雄叫びも勇ましい
モーレツなかんしゃく娘は、胸のすくような食べっぷりで、
むくむく成長するにつれ、体格のごとく大らかな女の子になってきた。
横幅は今や、華奢なトモ兄ちゃんよりも明らかに大きい。

ちょびの食欲といえば、こんな具合。
 

人間の食事中、りんちゃんや かんちゃんなら、
そっと手をかけてきて、「アタシにもくださいな」と、
お箸を持つ手を、小さな手で両側からふわっと包み込み、
じっと目を見ておねだりをする。

一方、ちょびときたら…
ぐわしっっっっと、上下から叩くように両手で箸の動きを封じ、
どんぐりまなこで鼻をひくひくさせながら、
ぐぐぐっと箸を自分のほうに引き寄せようとする。

人間の食べ物はうちでは決してあげないけれど、
うっかりすると負けてしまいそうなほど強烈なアピール。
 
この執念この迫力。
「ナイス・ファイト」思わず、そんなつぶやきがこぼれる。

  
 
 ボク、ちょびえも〜ん!        まるっっっ!

今日、ドタドタとうるさい部屋の扉をがらりと開けると、
ペン立てをひっくり返し、中身を全部床にぶちまけたうえ、
ご丁寧にもそれを逆さにかぶった 暴れ牛ちょび、
もん・ひぃ・かんの3にゃん相手に うおーうおーと、 闘牛ごっこ?

まったくもって、疲れも吹っ飛ぶ賑やかな笑いを提供してくれる。
動物の問題を知ってから、里子という形ではなく、
自ら出会い、家族にと心を決めた最初の子。
この特別な思いに、私はまだ名前をつけられないでいる。

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05/03/04「今日の絵日記」

 
 本日の登場人物

  もん  ちょび  ミーティア

不思議な写真が撮れました。
もんち(と、最近は呼んでます)と ちょびのあいだに
猫の形のオーラが出現!

 

種明かしをすると、たまたま向こうに電気スタンドがついていて、
こういうことになったのでした。
でも、写真を見て思わず「おお!」と声をあげた わたくし。
たいそう、お手軽に しあわせになれるやつなのです。



3にゃんズのなかで、次男坊的な存在のもんちゃん。
赤ちゃんのときは頑固なまでにミルクを拒否、
成長してからも食べることより遊ぶことに夢中です。

まるで自分を見るような思いに苦笑いしながら、
お皿を持って後をついて回り、なんとか食べさせようと ひと苦労。
最初はいちばん体が大きかったのに、
いつのまにか同じ環境で育った兄妹たちより、
ひとまわりほども小さく、やせっぽちなので、
ずっと気をもんできたのです。

それが、ササミをゆでたものがえらくお気に召したようで、
それをきっかけに食べることに開眼。
今では誰にも負けないくらい食欲旺盛、
おかげでこんなにふっくら、ますます可愛くなりました。

授乳中、何度も生死の境をさまよっては生還した子なので、
元気な姿を眺め
る母の感慨も ひとしおなのであります。

 

もんち、ストーブの前でおばあちゃんのミーチ(右)と一緒に。
この意外な組み合わせも、けっこう仲良しだったりします。

朝起きてから夜眠るまで、一日に何度も何度もくり返し、
「かわいい かわいい」を連発する私は
親馬鹿なれど、幸せな母だなあと、しみじみ。

戦争のような慌ただしさのなか、
仕事も手を抜かず、できうる限り、めいっぱい猫20匹の面倒をみる。
この子たちに対する責任を果たすという充実感が
今の平穏をもたらしているのだと思う。
それは驚くべきことに、自分をいたわる余裕をすら生んでいる。

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05/03/03「クルリ君 騒動」


 本日の登場人物

  クルリ  ルノ

今はもう3月だから、すでに1カ月ほど前のことになる。

ほんの1、2時間だけでも仮眠をしようと横になり、
少し うとうとしかけた明け方、
暴れ狂ったクルちゃんが爪を出したまま体の上を縦走。

すわ何事!?と飛び起きて、半分寝ぼけたまま
「眼鏡めがね」と しばし横山やすしをやってから、
(私はとっても目が悪い)
パニック中のクルちゃんを腕の中に確保。

よだれを流して、前足でしきりに口をこする。
さっき、置き餌をしている台所で
誰かが食べている気配を夢うつつに聞いていたから、
あれはクルちゃんだったのだな、何か変なものでも口にしたか、
のどに詰まらせたのかと思ったが、どうもそうではないようだ。

しばらくすると、パニックは落ち着いたものの、
ずっと口をはぐはぐやって、気になる様子。
口が開いたままなので、よだれも出る。
病院が開くのを待って、今朝もはよから駆け込みました。

すると……原因はこれ。

 

もともと年齢のわりに歯の汚れが進んでいたクルちゃんは、
歯肉炎気味で、お口もちょっと くちゃかった。
で、まだ5才ほどなのに歯がグラグラしていたところに
ドライフードを食べた拍子に、その歯が真横を向いてしまい、
それが舌に刺さる感じで痛かったようだ。
突然のことに慌てふためいたのも無理はない。

抜歯するしかないので、そのまま預けて夕方お迎え。
本人はけろりとして、帰ってきてすぐ
ドライフードをぱくぱく食べたほど。
ああ驚いた。心臓に悪いよ、クルちゃん。

  珍しいツーショットが撮れました。

  左のルノちゃんはクルのお母さんです。

10才は超えているらしいお母さんのルノちゃんでさえ、
まだ1本も抜けてないのに、ちょっと不憫なクルちゃんなのであった。

うちに来た当初は、慢性の涙と鼻水で常にぐしゅぐしゅだったけど、
いつしかそれがなくなって、きれいな顔になっていた。
たぶんフードのせいだろうと思う。
試行錯誤した甲斐があったね、ハンサムボーイ。

それにしても、変なところが抜けたものだ。
普通は犬歯から、とかじゃないの?
でも、クルちゃんの犬歯は、
とてもかわいいドラキュラ歯だから、
チャームポイントが無事で本当によかった。
クルはラッキーボーイだね。

  ぼくってハンサム?

  かわいいドラキュラ。

今ではなんの不自由もなく、歯が抜けたのなんか嘘のよう。
もっとずっと一緒にいるんだものね。
長生きするって約束してね。

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