●ひなびた日記/06年7月●


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7日記

7月20日「ハチクロ」 7月28日「冒険野郎」

06/07/28「冒険野郎」

 本日の登場人物

  もんち君  マコ君


オーストラリアは時差が1時間ほどなので、
留学中の友達と、電話やネットで普通に話せるのが
本当に便利です。

可愛い可愛いもんち君の写真などを見せびらかしていたら
気の毒に、どっぷりホームシックに陥らせてしまいました。
と、いうのも、彼の実家には、
まだ赤ちゃんのときに彼が保護してミルクで育てた、
ふかふかの可愛いキジトラ、にゃーちゃんがいるのです。

  可愛い怪獣もんち君

思いがけないところで、そういう話を聞くと
なんだかとてもうれしくなります。
私の里親さんたちのなかにも、
自分で保護して里親募集をしたり、
家族に迎えたりされた方はたくさんいらっしゃいます。

インターネットでの里親募集も、数年前に比べたら、
ずいぶん身近なものになってきた感がある昨今、
道端で震えている小さな命に出会った時に、
ハッとして思わず手をさしのべるということが、
もっとごく当たり前のことになればいいのにと
願わずにはいられません。

 
 
可愛いにゃーちゃん。これでなかなか気が強いらしいです(笑)

入院の直前、「子猫を拾ってしまいました。どうしましょう」
というメールが飛び込んできました。
もともとは小学生が拾って家に連れ帰ったのですが、
家の人に、もとの場所に置いてくるよういわれ、
途方にくれていたところに行き合わせ、
どうしても見過ごすことができなかったそうです。

とはいえ、私は明日から入院する身、
おすすめの里親募集のサイトをお知らせするとともに、
必ず素敵な里親さんは見つかりますと、
激励のメールを返すのが精いっぱいでした。

それでも気になって、その方の素敵なサイトを覗きに行くと、
すでに子猫の里親募集のページをたちあげ、
可愛い写真がたくさんアップされていました。
ひと目見て、きっとよいご縁につながると確信しました。
その後3匹の子猫は皆、新しいお家に迎えてもらえたのでした。

この素晴らしいハッピーエンドの陰に、
保護された方の獅子奮迅たる活躍があったことは
想像にかたくありません。

誰にでも里親募集はできます。
今はインターネットをはじめ、いろんな手段があります。
でも、手段の幅が広がったからといって、
命を預かる責任の重さに変わりはありません。

保護主さんは、希望者さんと信頼関係を築き、
最後に相手のご自宅まで無事送り届けるまで、
その子の健康管理も含め、
並々ならぬプレッシャーを強いられます。
送り届けた後も、密に連絡をとり、
何か問題はないか、新しい環境に慣れてくれたか、
里親さんとの連携プレーは続きます。
そして、やっと晴れて正式決定となるのです。

今回の入院にあたり、
「あんまりいい恰好するからだ」と言う人もいましたが、
(そもそも私の病気と猫のことは全く関係ありません)

いい恰好したいくらいの気持ちでは、
里親募集なんてできないのです。

一人で抱えてしまったら不安は大きくなりますが、
放っておけない、と思う一人一人が
そのときに勇気を出さなければ、出会った命は助かりません。
こうしたケースを身近に一つ一つ大切に積み重ねていくことが
私が次へと一歩踏み出す大きな力になっています。



オーストラリア留学中の彼のルームメイトたちです。

   

パンダのパン様、カエルのかぁ君、水色の頭が
ちょこっと見えているのがシッシーです。

この子たちはいつも、もう寝てしまっているか、
テレビに夢中なので(先日はテニスのウィンブルドンを
何やら熱心に見ていたようです)、
私はまだパン様と2回くらいしか話したことがありません(笑)

 
 いいな〜!オーストラリア!!
 右端はライ君というのですが、鞄からの落下事故に遭い今はいなくなってしまいました。。

 
  危ないよ、かぁ君!!

上の写真は、かぁ君が撮ってと言うので撮ったそうです。
ものすごい冒険野郎ですね、かぁ君は。
かぁ君は臆病なくせにお調子者なんだとか(笑)
くれぐれも、ケガしないよう気をつけてね。



最後にとっておきの笑激写真を一枚!

  笑顔で爆睡中。

ほかにもたくさんあるのですが、
なにしろマコ王子いや〜ん♪な丸見え衝撃ショットばかり。

ちょっと控えめなものをアップしてみました(笑)

「いるだけで面白い」「存在が面白い」だなんて
マコ君、最高のほめ言葉だよ。よかったねえ。
どうか昔の苦労なんて忘れて、うんとうんと長生きしてね。

あのとき、思いきって保護して本当によかったと
しみみじみ思いが込み上げてくる一瞬です。

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06/07/20「ハチクロ」

 本日の登場人物

  マコト  モコ


と、いうわけで退院しました。
仕事もぼちぼち復帰して、生活もだいぶ落ち着き、
年に数回の再発という爆弾を抱えながらではありますが、
静かで平和で素敵な毎日が戻ってきました。

入院が思ったより長引いて、後半は毎日、
外出許可をもらって仕事に行ったり、
体力的にはかなりハードだったんですが
入院自体を総括すると、
「楽しい合宿」という一言で 終えることができたのは、
ひとえに、たくさんの方との出会いや支えがあったからです。

隣室ではご臨終という緊迫した場面もあったので、
楽しいだなんて不謹慎かもしれませんが、
私にとっては、ほんとに貴重な得難い経験となりました。

先生と患者さんは相性次第だということですが、
幸い、私の
担当の若い女の先生には何でも話すことができ、
親切で楽しい看護士さんたちもすごく感じがよくて、
重い病気をそれぞれ抱えた同室の方たちにも、
ほんとによくしてもらって、 いろんなことを話しました。

当時、私は病気より何より、即刻解決しなければならない
様々な問題を抱えていて、仲良くなった同室の方の言葉を借りると、
「にっちもさっちもいかなくなってる状態に、全然気づかないほど
にっちもさっちもいかなくなっていて」、「自分でも何やってるか
訳がわからず火の中に飛び込んじゃった」ような状態でした。

そんなとき、刀折れ矢尽き「もはやこれまで」と
ベッドの上で信長みたく舞っちゃうぞ、と思ったまさにその瞬間、
差し入れの、大きなオレンジ色の骨型抱き枕をかかえて
ふらりと顔をのぞかせるという、
劇的な登場をしてくださった仮称ジャンヌ・ダルク様には、
生涯足を向けては寝られないのです。

で、そんなこんなの入院の直前に
無事、マコトのお届けが完了したのでした。

後で当時のCT写真を見ると、
私の右肺は半分真っ黒につぶれていて、
(それでも私は普通に呼吸できていたので、またまた先生たちが
首をひねることになったのですが)さすがにぞっとしましたが、
代わりに行ってきましょうか、という親切なお申し出も
気持ちだけありがたく頂いて、
これだけはどうしても最後まで自分でやりとげたかった、
マコトのお届けの日のご報告です。



里親さんのお宅には、すでに3匹の先住猫君たちがいました。
すべて男の子で、14才、14才、2才です。
2才のキー君は、半年ほど前に、ボランティアさんのところから
やってきました。

 

これがそのキー君です。
大変な甘えん坊さんで、この写真は里親さんに
まさによじ登ろうとしているところ(笑)
(ちなみに私はこの写真に一発KOでした)

このキー君、甘えん坊さんでおしゃべりで、
もう本当に可愛いんです!!
里親さんと普通に会話していて、可愛くて可笑しくて
ふたりの話をずっと聞いてて飽きませんでした!

普通、14才という高齢の子が、
新しい猫を迎え入れるのは難しい、というのが常識ですし、
なわばり意識の強い男の子同士は難しい、ということも
よく言われています。
けれども、相性というのは本当にケースバイケースなのだな、
という素敵な例だと思うのですが、
本当に何の問題もなく、マコトはすんなり受け入れてもらえました。

 「3匹の図」(以下タイトルすべて里親さん)
 これは驚き!まだたったの5日目ですよ! アザラシのようなマコ君、早くもくつろぎすぎ…


これは、14才になる2匹の先住猫君たちが、
物静かで穏やかな優しい子であったことと、
キー君が、天真爛漫で無邪気な子であったことが
とても大きいと思います。

彼らを見ていると、里親さんが普段どれほどこまやかに心を砕き、
大らかな愛情を惜しみなく注いでいるかが、よくわかります。

お問い合わせをいただいて、何度もメールのやりとりをしている時に、
とても印象深く残っている言葉がありました。
自己紹介のなかで挙げられた好きな言葉に、
「動物とは臭くて暖かくてリアルなもの」とあったのです。
これは映画『星になった少年』のモデルになった人の
お母さんの言葉だそうです。

私はもうこの言葉だけで、何か胸に込み上げてくるものがあって、
マコトをこの人に託そう、と早くも心に決めていたのでした。

 「洗濯に付き合うマコ」うふっ♪かーわい〜

このことからも、そして先住君たちの名前が、
「インディ君(インディ・ジョーンズ)」
「ビー君(ビートル・ジュース)」
「キー君(キートン)」とすべて
映画から取られているのを見てもわかるように、
里親さんは映画好きで、とても知的な大人の女性です。
初対面とは思えないほど、楽しく話が弾みました。

かなり長時間お邪魔させて頂いたのですが、
その間、本日の主役マコト君はどうしていたかといえば、
キャリーから出て、そそくさともぐりこんだベッドの下に
ずーーーーーっと、こもっていたのですよ!!!

ベッドの下には、実はいちばんの先住猫である
インディ君が隠れていたので、緊張の初対面の一瞬、
どうなることかと、里親さんと二人で耳をすますも、
シャーどころか、 うんともすんとも言わず、
二人とも石のように、ただただ固まっていました。
(途中、インディ君はひそかに脱出)

とうとう、私が帰る頃になってもマコトは
ベッドの下にこもったままでした。
そのかわり私はこの日、いつもは「幻の猫」といわれ、
お客さんが来ると一目散に隠れるビー君に会えるという
僥倖に恵まれました。
というか、かわいそうに、単に逃げ遅れて
出窓のカーテンの後ろで固まっていたのでした。
(ごめんね、ビー君!)

でも、かわいかったなー、ビー君!!
驚いたような、まんまるお目々。まあるいお顔。
とてもジャンボ君なのですよ。
キー君も、さすが洋猫!というくらい大きくて、
マコトはかなり大柄だと思っていたのですが、
なんだか普通サイズなような気がしてきたぐらいです(笑)

 緑の中のマコ

マコトは保護中、抗議のおしっこを2、3度したことがあって、
そのことをお伝えすべきかどうか、悩んだことがありました。
それはあまりにわかりやすい抗議で、たとえばマコトは
ご飯をお皿からかき出して食べる癖があったのですが、
マコトがせっせとかき出したフードをまた全部お皿に戻して、
「お皿から食べなさいね」と言ったところ、人の顔をジーッと見て、
カーテンにシャーッとやってくれたのです。

まだお話を進めている途中だったので、
問題行動というほど頻繁にするわけでもないし、
大きなマイナスイメージを与えるようなことをするのは
せっかくのよいご縁をわざわざ壊すことになるかもしれません。

でも、ありのままのマコトを知ってもらいたいと思いましたし、
私はそんなわかりやすい(笑)マコトがとても可愛いと思ったので、
確かに困った行動ではあるけれど、
同じように可愛いと感じてくださる方だといいなあと思ったのです。

そして、正直におしっこの件をお伝えしたところ
(実際はそれでも少しドキドキでしたが)
すぐに「かわいいではありませんか」とお返事が!
なんとインディ君も、昔抗議のおしっこを羽布団に(うわー!)
したことがあったそうです。
嬉しくて、泣けました。マコトの幸せを確信して。

 「この姿で…」寝てるそうです。マコ君、なんちゅう…

慣れるとすぐ甘えて、えばりん坊になるくせに、
内弁慶でほんとは弱虫のマコトは、
以前に一度、お見合いのお話を頂いたのですが、
2、3時間近くもお邪魔させていただいた間ずっと、
テーブルの下でぬいぐるみのように固まり、
数回、地味にポーズを変える程度で、
その時には十分にマコトの魅力をアピールできませんでした。

今回もずっとベッドの下にこもってしまって、
どうなることかと気をもんでいたら、
夜にマコトは何と人間のトイレに
いつのまにか、こっそり潜んでいたそうです。

里親さんが心配して、
ずっと抱っこしたり撫でてあげたりしたところ・・・
あっという間に、里親さんにベタベタになり、
先住のキー君たちが里親さんに近づこうとすると
シャーしてみたり、大いばり(笑)

もの静かなビー君など、そばを通ろうとしただけで
マコトがパンチをしてくるので、困って遠回りしたり、
ほんとうにもう、なんというか、即座に
本来のマコト王子らしさを取り戻したようでした(^_^;

甘えん坊の王子同士で、どうなるか心配していたキー君とも、
若いキー君のほうが、マコトよりはるかに大物で、
寛大にも、マコトに譲ってくれているようです。

そんな幸せいっぱいのマコ君、
最近サマーカットをしてもらいました。
傑作写真が届いています!

   模様がくっきり!不思議。

  サマーカットの定番「毛ばたき」!


サマーカットから帰ってきたマコ君、
「この変な生き物は何?」と、皆にシャーシャーされたそうです(笑)

 「誰だ!おまえは」そりゃあね〜(笑)右はインディ君。

 「寄るなー!」ビー君と。(上記アテレコともに by里親さん)



ほかにもいろいろ、嬉しい近況が届いています。
人慣れしていなかった かりんちゃんは、
あれからすぐにアンプ猫を卒業し、最近では
なんと里親さんのふくらはぎを枕に眠ったとか!
まだ2カ月も経ってないのに!素晴らしい!!

あんず改めルルちゃんは、当初のシャイガールは返上し、
今はべたべたのお膝猫さんに。
里親さんは、冬に仕事用に使っていたファーの鞄を
ルルちゃんがお気に入りだから、と季節が変わっても
しばらく使い続けてくださったり、
そういう細やかな心使いのできる方。

最後に、お気に入りのとっても幸せな写真を。

  お姉ちゃんと一緒にテレビ。

  お風呂のときもおりこうさん。
 やっぱり小さなお姉ちゃんがしっかり抱っこしてくれています。


  ちょっぴりお姉さんになったモコです。
 そして一緒に写ってるお姉ちゃんが、あの素敵な絵を描いてくれたんですよ。。





スピッツの歌が頭から離れず、
蒼井優ちゃんの大好きな私が
『ハチミツとクローバー』を一緒に観に行きたい彼は、
映画が終わった後きっとあくびをする。
そして、ねえねえそれよりアレ観ようよアレ、と言って
『MI3』を絶対推す。

で、私が「えー」とか言ってまごまごしてる間に
上映期間は終わっている。
『ハチクロ』だって二人で
行くのはいかにもすぎて
たぶんこれも行かない。

それでもってほぼ確実に、後でDVDで観るんだな。
映画は映画館の暗闇の中で観るのが一番好きなのに、
映画館は私の生活から遠ざかる一方だ。

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