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黒猫さんから折り返し電話がきて、幸運なことに子猫がまだセンターに送られておらず、保健所にいることがわかりました。この幸運がどれほど奇跡的なことか、後に私は思い知ります。 いつもなら、とっくにセンターに送られ、即処分となっているところを24時間以上保健所においてもらい、そればかりか、その日は朝からずっと職員さんに遊んでもらって、ごきげんだったというのです。 また、伝染病であった場合に備えて、ケージを買いに行こうとしていたところに再び電話があり、偶然、家におあつらえむきのハムスターのケージがあったので、それに入れてつれていきますとのこと。 さらに、駅で子猫が天板のプラスチックのふたを押し開け逃げ出しそうになり、向かいのコンビニでガムテープを買おうと振り返ると、そこにはちょうどガムテープを持った駅員さんがいたのです。思わずそれを少しくださいと言うと「猫かね?」とにこやかに分けてくださったのだそうです。 私はこれらのことを、後で黒猫さんからのメールで知ったのですが、偶然の連続に本当に驚いてしまいました。 偶然というなら、私がたまたま掲示板を見たのも、その日仕事がなかったのも、すべて偶然だといえるでしょう。私が掲示板を見ないということも、見たとしてもどうしようもなかった可能性だって、ごく当たり前にありました。 そう考えていくと、今わが家にこの小さな子猫がいることが、とても不思議で仕方がありません。今でもちょっと信じられないような気がしています。 母ちゃんだけがことの成り行きについてゆけず、ぽかんとしているのに、猫たちはみんな「なに言ってんのー。トモロウは最初からわが家の末っ子だったじゃない」というような顔をしています。 |