衰弱していただけ?ハマコちゃん







H13年6月頃? 里親さん宅からの帰り道、横浜市の某有名地で偶然見かけました。
当時、生後約3ヶ月くらい。目鼻はグジュグジュした状態で、酷い風邪をひいてる様子。
小柄で、体も痩せている。

有名地なだけに、通行人は沢山います。立ち止まって、 可愛いという言葉だけで残していく
猫好きな人たちも何人もいましたが、猫たちの健康状態を心配する人や保護しようとする
人は、誰もいませんでした。

餌をあげてみると、ハマコは側まで来たまま、逃げようとしない。
おっ、保護出来るかも知れない。手を延ばすと、簡単に捕まってしまった。
予想外で余りにもおとなしかったので、人慣れしている性格の良い子だーと思いました。
丁度、猫を入れるリュックを持ってましたので、入れたらすんなりと入ってくれました。

既に、夜10時を過ぎています。ハマコちゃんを背負って、道に迷いながら、スクーターを
安全運転で走らせました。


しかし、神奈川県から都内に
入るまで、街灯の一切無い
真っ暗な道が、至る所で延々と
続いています。

土曜日だった事もあって、途中
1台の暴走族バイクに会って
しまい、ひやっとしました。
たまたま、明るい所で車も多
かった、バイクも1台だけで
すぐに曲がった・・・。
でも、今走っている道は、街灯が無く真っ暗、車も滅多に通らない。
暴走族が集団で来たらどうしよう・・・。車に轢き逃げされても発見されないよぅ・・・。
内心、本当に不安でした。



背中の方からは、ハマコが時々、頼りない声で鳴いてます。
背負ってるハマコの命を、何が何でも守らろう。色んなケースを想像しながら、何度も意を
固めていました。そんな風に、通る道によって一喜一憂しながら、夜12時半過ぎにやっと家
に辿りつきました。


ハマコちゃんをリュックから出すと、臭い! 
スクーターで走ってる間中、ずっと臭かったのですが、家の中では流石に臭過ぎる。
ハマコの体は、得たいの知れない物で、ベタベタしていて、それが臭い匂いの原因でした。
すぐに、シャンプです。お湯が真っ黒になりました。ノミも大量に見つかりました。
そして・・・。全身綺麗になったハマコちゃんは、ご飯を食べて、すっかりリラックスして、
ベタベタ甘えてきてくれました。
そっかそっか、やっぱり人慣れしている猫だったんだ、これから、もっと甘えてくるなと
思いました。



しかし、ハマコは早速、テツ、クリ、
当時は・・・他にも誰かいたっけ?
その家ノラ軍団の仲間入りをして
しまいました。
さあ大変です。あとはもう、ハマコは
家ノラへとまっしぐら。
日に日に警戒心は強くなるし、
フーハーと嚇して逃げ回る様に
なるし、滅多に姿も見せなくなって
しまいました。






最初のあのベタベタは、一体なんだったんだろう?
そっかー、単に衰弱してたから、警戒する余裕もなかったんだ。
本当は、人慣れなんて、してなかったんだ。
いやいや、家ノラ軍団が変な事を吹き込んだからだ。
例えば、テツなら、あいつ(私の事)は茶白を殺した奴だぞ、怖い奴だぞ、悪い奴だぞ、
警戒しないと駄目だぞ、・・・などと教えていたのかも知れない。


ハマコは今、約1才半になりました。
相変わらず、警戒心は強くて、手を伸ばすと、怖くてフーハーと言ってきます。
でも、ご飯時だけは、自分から寄ってきます。よく話しかけても来ます。
うーん・・・、これも、亡くなったテツとそっくり。
テツの影響が、やっぱり一番大きかったのかも知れません・・・。


避妊手術済み。3種混合ワクチン接種済み、エイズ・白血病は陰性。
警戒心の強い猫ですが、私の所を出て、家ノラ軍団と離れたら、人に徐々に慣れていく
様になると思います。