2003.10.11   家なし猫の自宅や動物病院での保護について


外で生きている猫を、自宅や動物病院で保護するかどうかについては、保護場所、保護スペース、保護期間、必要経費、猫の年齢や人への警戒度合い、などをまず最初に心配する人もいるかと思います。
無理はしたくない、多少の無理ならする、無理してでもする、などのそれぞれの人の意思によって、最終的に保護するかどうかが決まるのでしょうね。先住猫のいるご家庭の場合、猫同士の関係についてのご心配もあるでしょう。先住猫との関係などについては、こちらもご参照下さい。
http://www.nekobaka.com/~ne-help/ne-kurashi.html

猫は、縄張りの中で生きる習性を持ちます。外で暮らす家なし猫の縄張りは、外だけです。出入り自由な猫の縄張りは、室内と外の両方です。室内だけで暮らす猫の縄張りは、室内だけです。
猫は、狭い室内でも何ら不自由なく順応出来、広い外でも1日の殆どをただ何処かで寝ていたりする程度に過ぎません。
外を知らない猫、外へ行きたがらない猫、外に興味を持っているだけの猫を、危険の多い外へわざわざ行かせる必要は一切ありません。
外に縄張りを持つ猫でも、どんなに煩く鳴いても出さないと覚悟を決め、外へ一切出さない様にすれば、約1、2ヶ月で徐々に外の縄張りを忘れ、室内だけが縄張りとなり、落ち着く様になっていく筈です。

猫を、住み慣れた縄張りから全くの知らない環境へ連れていく場合、猫が新しい環境を縄張りとして認識し、新しい環境や人に慣れるまでには、年齢や性別や人への警戒度合いに関係無く、必ず大なり小なりの時間を要します。
その間に猫が外へ出れない様、戸締りを充分に注意する必要があります。万が一猫が外に出れば、新しい環境で過ごした時間が短ければ短い程、自力で戻る可能性が低くなり、そのまま迷子にもなってしまいます。

自宅で猫を保護する場合、里親宅に猫が貰われた場合、くれぐれも戸締りにはご注意下さいね。猫の新しい環境や知らない人への適応や迷子になった際の探し方については、こちらもご参照下さい。
http://www.nekobaka.com/~ne-help/maigo.2.html
http://www.nekobaka.com/~ne-help/ne-kurashi.html

猫を室内で保護する場合、家中を開放してあげるか、1室で保護するか、ケージの中で保護をするか、という違いがあります。

まずは、猫を1室で保護することが理想的だと言えます。猫が、トイレをきちんと出来、ご飯を安心して食べ、安心して睡眠をとり、環境や人にも慣れてから、徐々に家中も開放してあげると、もっと理想的です。
最初から家中を開放してしまうと、人馴れした猫であっても、心細さや不安や恐怖などから、逃げ隠れをしたりトイレ場所に困ったり人への恐怖心を持ったり・・・ともなり兼ねません。

ケージで猫を保護する場合、最低でも2段ケージ、出来れば3段ケージの利用がお勧めです。しかし、長期間のケージ使用は、猫の自由が束縛される為、過度のストレスを与えることにもつながります。
警戒心の強い猫が環境や人にある程度慣れるまでの間だけ、一時的に活用するに留めた方が良いと思います。人の都合から、猫をケージから出したり入れたりするのも、猫にストレスを与える原因になりますので、出来ればあまりお勧めはしたくありません。

人に慣らす・里親探しをする目的で、動物病院で猫を保護する場合、猫が狭い1段ケージの中でずっと閉じ込められる状況になりますので、お勧めは出来ません。
ストレスから、猫の人への警戒心が増すこともあります。また、動物病院では、常に猫の側に人がいる訳でもなく、夜になれば人がいなくなるという状況が殆どの筈ですので、むしろご自宅で保護をした方が、猫を慣らす為の時間をずっと多く持てるということにもなります。

家なし猫の保護をする場合、ご自宅の室内での保護が最も理想的だと思います。



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