栄養失調から片目失明に、片目のたいが





片目のたいが

はじめて姿を見た時、体は痩せ、
両目が赤くなった状態でした。

その後、再度見た時には、片目が潰れ
て、見えなくなっていました。

そのままでは、もう一方の目も見えなく
なってしまう・・・。

警戒心が強い猫だった為、私の姿を見ると
すぐに逃げます。
猫が沢山いるので、この猫にだけ薬を
与える事は無理でした。








栄養状態の悪い事が、最大の原因
だと思いました。
お腹いっぱい食べれば、目の状態も
良くなるかも知れない。
そう考えて、なるべく栄養価のあるご飯
をいっぱい食べて貰おうと、慣れてい
ないこの子の分のご飯も入れて、
餌を多めに置く様にしました。









人慣れしていない猫の場合、お腹が空いても、すぐにご飯を食べに来る事は出来ません。
人の姿が見えなくなってから、そ〜とと出て来て、急いでご飯を食べ、また急いでその場から
逃げていくものです。
また、栄養状態が悪く、体力の弱っている猫は、他の猫からの苛めに合い易くなります。
やはり、他の猫の姿が無くなってから、そ〜と出て来て、急いでご飯を食べ、また急いでその場
から逃げて行くものです。

この猫も、最初はそうでした。
私に姿を見せなくても、近くで隠れて、ご飯を食べたがっていました。

そして、約1ヵ月後、この猫の片目の状態が落ち着きました。
薬を与えませんでしたが、毎日お腹いっぱいにご飯を食べたお陰で、免疫力が高まり、
体力が付いたお陰で、自力で目の病気を治したのです。

片目が失明している、そんな猫が外で生きていけるのか?不自由があるのでは無いか?
そんな心配は、全く必要ありませんでした。
片目しか無くても、ちゃんと物が見え、バランスを取る事が出来ます。
他の猫たちとは、何ら変わりがありませんでした。

唯一、交通事故だけが心配でした。猫は、その習性上から、車の被害に遭いやすい
片目なら尚この事、失明した側から車が来た時に、とっさの行動が取り難い・・・。


平成12年?11年? この猫を見かけてから約2年程の後、随分と私に慣れ、側でご飯も
食べるくらいにまで慣れたのですが、ある日を境に、姿を見かけ無くなりました。

何処かで元気でいると信じたい・・・。