餓死寸前だった、ミミちゃん






分かりますか?ガリガリなんです。

腰骨は、大きく張り出ています。
背骨は、触るとゴツゴツしています。
骨と皮。
大きな骨格なのに、肉が一切無い。
体の幅が、うすっぴらい状態。

まさに、骸骨が毛皮を着て歩いてる、
そんな言葉がぴったりです。


H10年頃? 近所の子供たちが連れてきました。どうしたの?と聞くと・・・
「スーパのゴミ置き場でうずくまっていて、回りに沢山のカラスがいて狙っていた。」そうです。

子猫がカラスに狙われる、よくある事です。
目を突付かれ眼球を無くす、肉を喰い千切られて骨が出る、高い所から叩き落とされる・・・、
人知れずに、カラスによって命を落とす子猫は、実は沢山います。
しかし、健康で体力ある成猫がカラスに狙われる事は、まずありません。
カラスが狙う成猫は、衰弱し体力の無くなった成猫だけです。

ミミちゃんは、食べ物を求めてゴミ置き場まで辿り着き、そして力が尽きたのでしょう。
今のゴミ置き場は、何処もそうですが、猫があされない様になっていますから・・・。




子供たちが、ミミちゃんを見つけ、連れて来なけ
れば、確実に餓死していました。

周りにいた大人たちは、みんな無関心だったそう
です・・・。

近所の方と、外で面倒をみる事にしました。
毎日毎日、大量のご飯をあげました。
近所の方は、お刺身をあげると、ミミちゃんは
喜んで食べました。
連れてきた子供たちも、殆ど毎日の様に通い、
お小遣いで缶詰を買って、ミミちゃんに食べさせ
ました。
ミミちゃんが、いつもお腹いっぱいで食べられない
から、他の猫たちもおすそ分けを貰っていました。





そんな日々が、約1年半ほど続いたでしょうか? 
でも、ミミちゃんは、最後まで ちっとも太れませんでした。
極度の飢餓状態が、太れなくさせたのかも知れません。

ミミちゃんが亡くなる少し前、風邪を引きましたので、室内は既に保護猫たちでスペースが
無かったのですが、保護しました。
免疫力がなかったのです。
もっと早く室内で保護していたら・・・ミミちゃんはもっと長く生きられたかも知れません。


H12.12.24、ミミちゃんは亡くなりました。