知って欲しい人たち
西東京市、Bさんの実践をご紹介


平成12年、苦情受付。(市役所経由。)



苦情内容

猫の飼い主を注意をしてほしい。

猫全部をすぐに保健所か何処かへ持って行って欲しい。

庭に糞をされて我慢出来ない。

餌に毒を入れて猫を殺したい。犯罪者になっても構わない。



状況

平成11年、隣接する社宅が移転となった為に、出産間近の飼い猫2匹が置き去りにされた。
その後に、新築の一個建住宅が3軒建ち、行き場を失った猫たちは、低い壁を隔てたBさん
の敷地内に移動した。

Bさん
は、飢えた猫たちを放って置けず、餌やりをする様になり、敷地内には猫用のトイレ
を設置した。

しかし、猫たちは新築の家の敷地内に入ったり糞もする為、
市役所やBさんへの強い苦情
が発生した。



私の対応

苦情者への対応。諸説明・アドバイス。資料送付。工夫方法紹介。
広報ビラ配布。餌やり人宅への訪問。猫の捕獲協力。病院紹介。



その後

新築の3軒の
若い主婦たちは、朝6時に怒鳴り込んだそうです。

『猫をすぐに殺すか、何処かへ捨てろ。やらないなら、代わりに猫を殺してやるぞ。』

『猫を殺して犯罪者になっても、こっちは構わない。』


Bさんは、手術後の1カ月間の入院から退院した直後だった為、突然の事で精神的に
大きなショックを受けた。
1度は、完全に猫たちの面倒を止めようとも考えた。

しかし、住民たちの理解を得られる様に、責任を持って、行動をしようと、
色々悩んだ末に
決心をした。



苦情者たちは、時間をかけて、Bさんの行動を見守る事となった。



Bさんの実践内容

住民の理解を得る為に広報ビラ、Bさんご自身の名前入りの報告ビラを、
近所の100世帯以上に配布。

勇気を振り絞り、ご近所の住民たちに声を掛けるなど、近所付き合いを良くする努力を始めた。

猫全部の捕獲、避妊・去勢手術の実施。
手術後の猫には、首輪・迷子札などの目印を付ける。

猫トイレを3個用意した他、敷地内でし易い様に工夫をする。
また、隣接する敷地内に猫が入らない様、物をまいたり置いたりするなどの工夫もしています。

Bさんの敷地内に用意した猫トイレを、他の飼い猫たちも使用して行くという。



近況

苦情などは、今は無くなった。



Bさんのお話し

思い切って勇気を出して、猫の嫌いな住民や、話した事の無かった住民とも、
話しをしてみると、意外な答えを貰えたそうです。

『あなた一人では大変ねえ。余り気にしなくても良いですよ。 
 糞くらいは、自分で片付けますよ。』などなど。


今後は、ずっと敬遠していた町内会にも参加したり、一人では心細くなる事もあるので、
ご近所付き合いの出来る人を増やしていきたい、と思っているそうです。




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