捨てられてガリガリに、妊娠末期だった、ムクちゃん








ムク


ムクちゃんをはじめて見た時、妊娠中でお腹が
大きく膨れていました。

餌(人間が食べ残した魚の骨、イカやタコなど)
をあげる人はいました。
しかし、栄養状態は当たり前ですが、悪い事は
言うまでもありません。

特に、魚の骨は、猫には食べられません。
魚の骨が、猫の口内に突き刺されば、人間は
自分で取る事が出来ますが、猫は出来ません。
そのまま、化膿したり、痛くて物が食べられなく
なって、命取りになってしまいます。

長毛なので、痩せ具合が分かり難いのですが、
よく見ると、体に幅が無い事が分かりました。
触ってみると、肉付きも良くありませんでした。
近くには、飲み水も置いてありません。

長毛なので、まさか飼い猫?とも思いました。
しかし、飼い猫なら、同じ場所にずっといる事は
まずありません。
勿論、責任感があり、可愛がっている飼い主が
いる猫なら、肉付きも毛艶も良い・・・。

近くの人に話を聞くと、捨てられたとの事。


捨てられた猫でも、栄養価のある食べ物を
貰える猫は、肉付きも毛艶も良い場合が多い
のですが、ムクちゃんはその反対でした。

その環境下と栄養状態では、子猫たちが生まれても、全部死んでしまうだけです。
出産による体力消耗も激しい為、ムクちゃんの状態では、健康への心配もあります。
ムクちゃんにとって、出産後は、辛くて悲しい現実しか待っていない事は、ちょっと考えれば
明らかでした。

近くのお店から、猫缶を買い、あげてみました。ムクちゃんは、猫缶をガツガツと食べました。
妊娠中だった事もあり、相当お腹を空かせていました。

丁度そこへ、3才?くらいの子供とお母さんが来ました。
子供は、ムクちゃんを触ったり、打ったりしはじめました。
ムクちゃんは、食べる事に必死になっています。
子供のお母さんは、ただ見ているだけです。

「そんな事をしちゃ駄目だよ。猫が痛いでしょう?」
「今ご飯を食べているから、食べさせてあげようね。」
私が、子供の母親の代わりに、子供に優しく教えました。
しかし、子供は、触ったり打ったりする事を、止めません。
子供のお母さんは、ただ見ているだけです。

「こらこら、駄目でしょう? 優しくしてあげようね。食べ終わるまで、見ていようね。」
私は、優しく言って、子供の手を止めました。
それでも、子供は、触ったり打ったりする事を止めません。
子供のお母さんは、やはりただ見ているだけです。
私は、少し口調をきつくして、再度子供に話をし、手を止めました。

子供のお母さんが注意をしないのですから、私の言う事を、子供は聞きません。
私は、段々と子供に対する口調を強め、子供の手を止める力を、強めていきました。
それを、子供のお母さんはずっと見ています。
しかし、5度目になっても、子供のお母さんは、やはりただ見ているだけ・・・。

私は、「いい加減にしなさい!駄目でしょう!」と怒鳴り、子供の手を強く跳ね除けました。
文句を言われるな、と思いました。否、むしろ、子供のお母さんから文句を言われる事を、
期待しました。しかし、子供のお母さんは、「行こう。」とだけを言い、子供の手を引っ張って
立ち去ってしまいました。
そのお母さんの態度に、すっかり呆れてしまったのは、言うまでもありません。
同時に、子供への躾や教育問題にまで、心配がいってしまいました・・・。

さてムクちゃん・・・。避妊手術を済ませてから、約4年?になりますが、今も元気です。
しかし、口内炎が酷くなり、痩せてもきました。時期を見て、病院に連れて行こうと思っています。



ムクちゃんの里親さんを募集しています。

今、約8才?かと思います。外で暮らしていますが、長毛猫の為、いつも全身中に毛玉が出来、
分厚い絨毯の様になってしまいます。
絨毯状になった毛玉の下は、ノミの隅かになってしまいます。
また、自分で体を綺麗に舐められなくなる為、皮膚病になるなどの心配もあります。

行き届いたケアをしてあげられないので、ムクちゃんの全てにご理解を頂ける方、

全て受け止め、ご家族の一員として迎え、終生大事に可愛がって頂ける方、
完全室内飼いの方、1匹で飼って頂ける方、先住のお友達猫と一緒に飼って頂ける方、
東京近郊の方、


お問い合わせは、櫻井まで願いします。