飼い主に殺される寸前でした、チャーちゃん





2000/3/9(金)、1本の電話から、チャーちゃん
の事を知りました。電話をして来た相手は、
チャーちゃんの元飼い主の50才代の男性。


「これから、猫を保健所に連れて行くんだけど、
保健所に電話したら、お宅の事を教えて貰った
んですよ。時間が無いから、引き取ってくれな
いなら、すぐ保健所へ行くけど、お宅の方で
引き取ってくれるの?」




カーッと頭に血が上りました。いきなりの、見ず知らずの人間からの脅迫です。
その余りの非常識さ、無神経さ、図々しさ、冷酷さ、心の貧しさ・・・に、私は心底から、
最低な奴だと軽蔑しました。一番許せない部類の人間でした。

私は、何とか感情を抑え、話を聞きました。その飼い主の言う、保健所へ連れて行く理由とは、
片目だから、との事。生まれた子猫の内、チャーちゃんだけが片目になった、外に出しても
何時まで立っても何処へも行こうとしない、家では飼えないから保健所に連れていく事にした、
との説明です。何と言う身勝手さ・・・。
チャーちゃんは、生まれてから約半年近く、そんな最低な人間の下で生きて来たのです。


まず、駄目元で、飼い主の説得を試みました。しかし、失敗に終わりました。
次に、引き取る際には、去勢手術、血液検査、ワクチン接種、検便・駆虫、ノミ駆除、世話、
の費用が、最低でも3万円必要だと伝えました。
男性は、自分は猫好きだから、本当は
保健所で殺したくないと言い、3万円を用意すると言いました。嘘っぽい・・・。
数時間後、チャーちゃんを迎えに行きました。

チャーちゃんは、庭先の箱の中にいました。敷物のタオルは、黒ずんでいました・・・。
はじめて会う知らない私に対して、スリスリと甘えてきました。

なんて性格の良い子なんでしょう。ひねくれたって不思議じゃないのに・・・。

3万円・・・案の定、です。
貰えませんでした。飼い主の言う理由とは、忙しくて銀行に行けなかった、
後日振り込む、との事でしたが、もう2年以上の月日が経過しました。





チャーちゃん


約3才。男の子。去勢手術済み。
ワクチン済み。3種混合ワクリン済み。
完全室内にて保護中。
片目は、保護時には、既に眼球がありません
でした。

エイズ陰性。白血病陽性。
人も猫も大好きな、とても可愛いい性格です。



猫は、束縛を嫌います。過度のストレスを感じれば、どんなに健康な猫でも、体に悪影響
が出たり、免疫力が低下して、病気になり易くなってしまいます。
人間にとって、ストレスが大敵である事と、全く同じです。


猫の飼育にあたっては、完全室内飼いで、自由のびのびにさせてあげる、
可能な限り自由を束縛しない、避妊・去勢手術を実施する、事が、猫をストレスから
遠ざける為には、一番大事になります。

1匹飼いの猫の場合、遊びを通してストレスを発散する事が、なかなか難しいので、
遊んであげたり、可愛がってあげたりして、ストレスを溜めない様に接してあげて下さい。

2匹飼い以上(複数)の猫の場合、猫同士でストレスを発散し合いますので、ストレスを
溜める事は滅多にありません。猫同士の関係は、徐々に猫同士で解決していきます。
飼い主さんは、猫同士の関係にあまり立ち入らない方が、猫同士は関係を上手く作って
いけます。猫同士の関係を温かく見守りながら、それぞれの猫の個性に応じて、愛情を
かけてあげて下さい。


食事面については、普段から、食事の栄養バランスに気を付けてあげて下さい。
また、免疫力を維持させる為に、サプリメントを利用しても良いでしょう。


白血病陽性の猫の飼育については、特別な事をする必要は、全くありません。
陰性の猫の飼育の場合と、同じです、

白血病の発症は、免疫力の低下、過度のストレス、によって発症してしまう様です。
免疫力が低下すると、風邪を引き易くなったりもします。



猫の寿命は、10数年〜20年くらいです。
白血病の陽性な猫でも、発症しなければ、長く生きる事は可能です。
万が一、発症した場合、免疫力の維持を中心とした対症療法をしていく事になります。


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